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101 手のひらの上 ページ8

瓦礫に押し潰される少し前



──────



瓦礫が崩れゆく中 禰夜は口を開いた


『炭治郎 みんなを治癒する

耐えろ

動けると判断したら仕掛けろ

そのクナイで』


ヒュゥと息を吸い

地に落ちると同時

禰夜は地に雪月を突き刺した


その刀は自身の右手を掠め

多少の血を流していた


そこから地の中で裏見草が狂い咲いた


地の中で蔦を伸ばし炭治郎のもとへ

宇髄のもとへ

善逸のもとへ

伊之助のもとへ



禰夜は自身の力を制御し切っていた


間接的にでも

禰夜の咲かせる裏見草が触れていれば

直接的な時よりも劣りはするが

多少の治癒を施すことが出来るようになっていた


そして 自身の力の制御も行える

そのため 気を失わずに済んだ


妓夫太郎に意識が薄れていると悟らせるよう

呼吸の制御さえも行った






そして善逸は目を覚まし

気を失う前に聞こえた禰夜の声を頼りに

炭治郎が動くのを待った


炭治郎や善逸の行動は

禰夜の手のひらの上だった



そしてこれから起こることも


禰夜は見据えているだろう



──────









禰夜は何度目かの限界を迎え始めていた



それでも動いた



宇髄を叩き起すために

102 形勢逆転→←100 振り抜け



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作者名:癒姫 | 作成日時:2019年8月24日 12時

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