4話 ページ6
寝苦しくて目を開いたら手を握ってくれてる実弥さんが目に入った。
不「起きたかァ。」
『あ、はい。』
不「どうだ、調子は...」
『少し楽になりました。』
私がそういうとそれはよかったなァって実弥さんが私の頭を撫でた。
しのぶさんは?と尋ねると実弥さんの顔が曇った。
しのぶさんと何かあったのかな?
不「すごく言い難いんだがなァ...」
『え、なんですか。』
実弥さんが言い難いとか内容がよっぽど重いのかな?
不「星の呼吸を使うと命に関わるらしい。」
『ど、どういうことですか?』
実弥さんから発された言葉は相当重いものだった。
星の呼吸を使い続けると命を落とすこと。
『私、このままじゃ死 んでしまうんですね。』
不「俺は...」
『正直ね、すごく不安だったんです。星の呼吸使うたび眠ってそのまま起きないじゃないかって。』
これで楽になれます。私が鬼殺隊をぬけると言ったら実弥さんは驚いた顔をした。
不「で、でもAは鬼殺隊を続けたいんだろォ?」
『はい、でも...大事な人が悲しむのは一番嫌です。実弥さんと一緒にいることが私の幸せなので。実弥さんに悲しんでほしくない。』
不「A...」
私は実弥さんと生きます。誰がなんと言おうとも。
『これからもよろしくお願いしますね。』
不「任せろォ。」
実弥さんがそれ以上私に聞くことはなかった。
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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時:2020年8月2日 17時