10話 ページ12
実弥さんの家には何も食材がなく、ご飯が作れないのでまずは買い物に行くことになった。
あ、私の荷物も取りに行かなきゃ。
『あ、あの!実弥さん。』
不「なんだァ?」
『私、自分の屋敷に荷物取りに行きたいんですけど...いいですか?』
不「おう、いいぜェ。」
実弥さんの御屋敷から私の御屋敷はそこまで距離ないし、買物した帰りにでも寄ろう。
希「しはーん!」
外に出たら希星がこっち側に走ってきた。
『え、希星?どうしたの?』
希「師範、不死川さんの御屋敷に泊まるって聞いたから荷物もってきました!」
『あ、ありがとう。』
ちょうど取りに行こうと思ってたのと伝えると希星は満足そうに笑った。
不「希星、少しはァ気が利く隊士になって来たじゃねぇかァ。」
希「師範が気の利く人ですから、自然とこうなります!」
不「それは納得だわァ。」
では、俺は任務があるのでってすごいスピードで走っていった希星。
『足、速っ。私達も行きましょうか。』
不「あァ。」
恋仲になってからというもの、実弥さんと手を繋ぐのは当たり前になっていた。
でも、私には特別でとても嬉しい事だった。
不「機嫌いいなァ。」
『ふふ、好きだなって。』
不「フッ...可愛いやつ。」
実弥さんの方を見れば少し頬が赤くなってた。
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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時:2020年8月2日 17時