蛇柱と天柱 弐

煉獄「捌拾壱！！」 ページ49

朝起きた。



なんだか頭が痛い。



嫌なことが起こるぞ。



きっとそうだ。



今までにないくらいの頭痛。



私は外へ出た。



朝の八時。



煉獄さんに出会う。



「お早う御座います」と言うと、



「お早う」と返してくれた。



今日はどちらも暇だったから、



二人で出掛けた。



甘味処に行って、



商店街を歩いて、



沢山の話をした。



別れ際、



夕日が綺麗な場所で、



また少し話した。



「またどこか行きましょうね」というと



「肉うどんでも食べに行こう」と言った。



「またですか」と笑うと、



「次は桜田の行きたいところに行こう」と言ってくれた。



この時、



また頭痛がした。



「また会おう」と手を振る煉獄さんに、



「また」と私も手を振る。









――――――――この時、








――――――――何故私は、









　









　






――――――――――――――――――――何故私は。



　









　









　









　

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