蛇柱と天柱 弐

桜田「奈々拾玖！」 ページ45

　

立原『―――――――桜田さんのご両親の仇は、







　 上弦どころか十二鬼月まで、降ろされたみたいですよ。』






立原の言った言葉。



父さんと叔父さんの仇が十二鬼月ではなくなったという。

どういうことだろうか。

何か失態を？

殺されていないところを考えるとやはり鬼側からすると

かなりの戦力だからか。

死んでしまっては惜しい人物といったところか。




伊黒「あの・・・、Aさん・・・？」




いやいやいや待て待て。

十二鬼月を降ろされるというのはかなりの屈辱では？

鬼舞辻には復讐されるという発想がなかったのか。

いや、鬼舞辻あっての鬼であり十二鬼月だからな。

そもそも逆らえなかった？

その方が考えられるな。

なんせ鬼舞辻は鬼の頭(かしら)だしな。



でも 伊黒「桜田！！！！！」



桜田「ッッ！！？」


伊黒「！？」


伊黒「ぼぼぼぼぼ僕は一体何を・・！！？！？」


桜田「おおおおお落ちちゅけおお落ちちゅけぇ・・！！！」

伊黒「はははははハイッ！！」



吃驚した吃驚した吃驚したぁぁぁ。



伊黒「すみません何故か口が急に動いて・・・！」

桜田「いやいや大丈夫大丈夫！ちょっと吃驚しただけだからさ！笑」


そう言って私は「気にしないで」と笑う。

でも今の記憶喪失前の伊黒にそっくりだったなあ・・。


伊黒「(どどどどうしたんだ・・！？何か急に・・！！)」









伊黒「(無視されたくない、と思ってしまった。)」









伊黒「・・・・・ああ、成程。」









桜田「？何か言った？」



伊黒「・・いいえ！なにも！」


桜田「そっか？」









伊黒「(伊黒小芭内は、









　 桜田さんが好きなんだ。)」

なんか見つけた。仁→←作者から(・ω・)

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