空唆『伍拾奈々。』 ページ16
――数年後
A『今日の任務で階級が上がりました。』
空唆『・・・そうか。』
A『今日は下弦の鬼を斬りました。あともう少しで
柱になれるとのことです。』
空唆『・・・そうか。』
蒼空翔『・・・。』
A『蒼空翔・・・。』
蒼空翔『なんですか?A様。』
A『どうしてだろう。』
蒼空翔『・・・!』
A『どうして私は嫌われたのだろう。』
A『教えてくれよ・・・。』
A様は静かに涙をこぼしました。
蒼空翔『・・・A様は嫌われておりません。』
A『どうしてそう言いきれるの・・?』
蒼空翔『・・それは・・・。』
A『父さんに・・・、』
A『・・・認められたいよ・・・。』
A『・・・褒められたいよ・・・。』
A『・・・・頭を・・・撫でてもらいたいよ・・・。』
ごめんなさい。
私には空唆様の代わりが出来ませんでした。
貴方を笑顔にすることが出来ませんでした。
私に出来たのは、ただ、何も出来ない自分を嫌いになることだけでした。
――
空莉『・・・兄さん、もう少しでAも柱になる。
大丈夫なんだよ。Aは強いんだ。
・・・、認めてやれよ。』
空唆『・・・俺だって褒めてやりたい、認めてやりたい、
「よくやった」と頭を撫でてやりたい・・・!』
空唆『・・・でも、そう言ったらAが本当に・・・、
居なくなりそうで恐いんだ・・・!!!』
空莉『・・・兄さん・・・。』
――
遂に、
A『――――――柱に、』
この時が、
A『――――なりました。』
来た。
空莉『!!!そうか。よく頑張った。』
空唆『・・・・・・。』
空唆『・・・・そうか。』
空唆様はそれ以上、言葉を発しませんでした。
「よくやった」と、
言葉にしませんでした。
そのとき、A様が、空唆様に言いました。
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仁 - 桔梗さん» ひゃっふぅ。(^-^ (2017年10月25日 22時) (レス) id: bc9c1dd6c2 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - お疲れ様 (2017年10月21日 17時) (レス) id: 99f9ade5b5 (このIDを非表示/違反報告)
仁(プロフ) - ヨモギさん» 有難うございます!(●´ω`●) (2017年10月15日 23時) (レス) id: c21cec3906 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ(プロフ) - 仁さん» 1章も昼間見てました!良かったですね、 (2017年10月15日 23時) (レス) id: 96e96e60af (このIDを非表示/違反報告)
仁 - ヨモギさん» 読みましたよ〜。憧れの仁さんて 笑 有難う嬉しかったです(^-^) (2017年10月15日 21時) (レス) id: bc9c1dd6c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仁 | 作成日時:2017年8月21日 20時