（拾壱）弾丸の如く ページ16
体を一気に成長させ
自分に向けて繰り出される拳を受け止める
「……凄いな、こんな簡単に腕がもげるなんて…
まっ！鬼には意味ねーけどな！」
殴り殴られ、たとえ四肢がもげたところで鬼同士の闘いではたいした意味も成さない
───じゃ、もっと愉しくしようか
血鬼術
────────＜
傷口から零れていた血がまるで意思をもった弾丸のように飛び出していく
凄まじい勢いで放たれる弾丸
だがそれは鬼、まして上弦の前には僅かほどの意味も成さない単調な攻撃。
まさに
“数に頼りきった無鉄砲な攻撃”
(………な〜んて思ったら大間違いだ)
────無数に飛び交う弾丸のうちのひとつ、避けきれなかった弾が僅かに鬼の右腕をかすった
その瞬間
ﾄﾞｶｧﾝｯｯｯ!!!!!
恐ろしい爆音と共に右腕が、爆ぜた
『ｯ！！？』
予想外かつ防ぎようのない爆発にさしもの
鬼も驚いたようですぐさまこちらから距離をとった
「ハハッ！オレの血だぞ？ただ飛ぶだけなんてつまらない技のわけがないだろう！！
血は派手に飛び散ってこそ美しい、そう思わないか？」
そう言って鋭く尖った爪でﾊﾞﾘﾊﾞﾘｯと腕を引っ掻けば、たちまちぼたぼたと血が滴り落ちる
『──！ クソｯ！！』
こちらの意図に気付き今までになく慌てた様子で飛び退くが
─もう遅い
ﾊﾞｯと振り上げた腕から溢れた血が宙を舞った
それこそ“数えきれないほど”の数が
「───砲 宴 弾 雨」
血の一滴一滴が殺意をもった凶器と化し
対象を射殺さんと飛んでいく
それを眺める私の口元は
───
まるで三日月のように綺麗な弧を描き嗤う
その
まさに、狂気
─────
───
─
��������������������
字数制限にやられたので ここを補足に使わせていただく
＜砲宴弾雨＞・・・その名の通り。血を弾丸のように驚異的なスピードで飛ばせる。(雨粒のようにたくさん)
衝撃を与えることで爆発。
砲煙弾雨だろ漢字間違ってんぞって思った方、
博識ですね これは私が勝手に書き換えました
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心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年8月14日 15時) (
レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
槐(プロフ) - しお。さん» そうですね、蜘蛛山を（主に戦闘シーンを）書ける気がしなかったので順番を変えさせていただきました。わかりづらくてスミマセン (2019年8月13日 3時) (レス) id: 3f852bffb3 (このIDを非表示/違反報告)
しお。(プロフ) - 炭治郎と柱が会う前に煉獄と猗窩座が戦う設定なのですか？ (2019年8月13日 2時) (レス) id: 73602697de (このIDを非表示/違反報告)
槐(プロフ) - 銀狐的なさん» ありゃりゃ……また間違えてましたか。すいません、ご指摘ありがとうございます！一応全部見返したのですが１ヶ所しか見つけられませんでした。そこで合ってますかね？（私の目が節穴でないことを祈る）…………そろそろ続き書きます。 (2019年8月13日 1時) (レス) id: 3f852bffb3 (このIDを非表示/違反報告)
銀狐的な - すごく面白い！あと、「鬼血術」じゃなくて、「血鬼術」だと思います。更新頑張れ！応援してる！ (2019年8月12日 20時) (レス) id: c9fba58961 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤い金魚草 | 作成日時：2019年5月25日 0時
