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無一郎くんだけにしたいこと。 ページ49

霞屋敷の朝は遅い。


「…」


朝起きると、隣で何も纏わず寝てるAが目に入る。


そっと髪を触ると手がピクッと動いた。


でも起きないまま、また寝てしまう。


昨日、ちょっと本気出しすぎちゃったかな。


もう少し優しくしてあげても良かったかな。


腰、痛くなってたりしないかな。









…でも、僕だって男だよ。


あんな風に煽られたら、我慢できない時だってある。


「…僕、悪くないもん」


自分に言い聞かせたのか、それとも彼女に言ったのかは自分でもよくわからなかった。


そんなことを考えていたら、ちょっと悪戯したくなってきた。


彼女の額に接吻したあと、背中を指でなぞる。


「ん…」


ちょっと声を出した。


でもやっぱり眠いのかすぐ寝てしまう。


自分の睡眠時間の方が僕より大事ってこと?


なにそれ、面白くない。


自己中なことを言っているのは分かっている。


でも面白くないものは面白くない。


こうなったら何が何でも目覚めさせてやる。









無防備な状態の彼女に馬乗りして口付ける。


徐々に深くしていく。


舌を入れた頃には流石の彼女も目を覚ました。


「…な、なにしてるの、無一郎くん」


「君のせいだから」


僕より年上の彼女は困惑が隠せない様子だった。


でもすぐにハッとした後、僕の手を握った。


「もしかして無一郎くん、まだ足りなかったの?」


違う、そうじゃない。


そうじゃないけど、まあこれはこれで好都合だ。


そういうことにしよう。


「うん、付き合ってよ」


すると彼女は「待って」と僕の顔に手を当てる。


手に口付けしたみたいじゃん。まあ悪くないけど。


「わ、私がする…」


僕の浴衣に手をかけながらそう言った。


「えっ、ちょっと、」


僕の浴衣を脱がした後、僕の首元に接吻をしてくる。


いつもと違う年上感満載な彼女に不覚にもときめく。


彼女は「うん、上手につけれた」と首の痕を見る。


僕を見てニヤッと妖しく笑う。


「これが私の」


僕の耳元で、甘い声で続けた。


「無一郎くんだけにしたいこと。」








内容は朝チュンとかそういう(えっちい)系の内容にしようかなと思います
続編では次回一位になったキャラのショートストーリーにします、お楽しみに!

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ノア(プロフ) - はいはいはいはいはい!妓夫太郎!妓夫太郎推しです!もう照れてるとことか意外と大胆なとことかかわいいのにちゃんと強くてかっこいいとことかもうさいっこうにかっこかわいい!ギャップが!ギャップがぁぁぁぁ    最高です (2023年1月28日 1時) (レス) @page36 id: ea023fd0f9 (このIDを非表示/違反報告)
文ストやコナン好き(プロフ) - 御館様の時、御館様ボイスが脳内で再生される!!あぁーーー!末期かな? (2022年5月14日 2時) (レス) @page21 id: 218de432c4 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 『ポッキーゲームしてみた。』と『愛してるよゲームしてみた。』と『着替えているところを見られてみた。』と『膝の上に座ってみた。』と『胸に顔を埋めさせてみた。』が、めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月26日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
hikari - 『キャラの真似をしてみた。』が、めっちゃ面白かったです! (2022年3月26日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
緑仙 - オホーッ! (2021年9月23日 10時) (レス) @page40 id: f69a22c99f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花鳥 | 作成日時:2020年5月10日 12時

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