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「では何故泣いているのか言いなさい」
い、言えるわけがない。
生まれて初めて異性を好きになって
それが貴方でどうしたらいいのか分からなくなって泣いてしまった、だなんて。
髪の毛に触られた事も、抱きしめられた事も、頭を撫でられた事もすべて、全部、煉獄さん、貴方が初めてなのですよ。
「.........」
これまたとんでもない人を好きになってしまった。
冷静になったらぴたっと涙も止まった。
さて、どうしよう。この状況。
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「....すみません、疲れて涙腺が緩んでしまったようです。気にしないで下さい」
「....確かに終始手合わせだったからな。
しかし走りたいと行ったのは君だろう」
「今日はなかなか成果が出なかったのでモヤモヤしてしまって」
「うむ、そうか!なるほど!
根が真面目だから考えすぎてしまうのだな!」
なんとか誤魔化せて良かった。
「..........な?!」
煉獄さんは私の手首を
自分の方にグイッと引き寄せ
五秒ほど、私の身体をそっと包み込んできた。
心臓が飛び出してきてしまいそう。
「俺の元気をわけておいた。
君は本当に良くやってくれている」
好きな気持ちがどんどん溢れてきてしまう。
「うむ!俺がいない間もしっかり鍛錬するのだぞ」
「はい。気をつけて行ってきてくださいね」
「....A」
「....?」
「そ、そろそろ手を離してくれないか」
無意識のうちに羽織の袖を掴んでしまっていた。
「.....っ......すみません」
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「無事に帰ってきてくださいね。絶対ですよ」
何故だろう。
とても心がざわついてしまう。
「俺を誰だと思っている!!俺は炎柱煉獄杏寿郎だ
ぞ!!」
その後、煉獄さんは何かあった時のためにと私に日輪刀を渡してきた。
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もち(プロフ) - ぶどうさん» ぶどうさん、はじめまして!コメントありがとうございます!煉獄さんの小説で初めて書いた作品なのでそう言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)!優しい煉獄さんたまらないですよねえ(TωT) (2021年2月11日 21時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 面白いです!煉獄さんが優しくてキュンキュンしてます! (2021年2月7日 7時) (レス) id: 87d010c47c (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - tsukiさん» tsukiさん、はじめまして!そう言ってもらえてとても嬉しいです!!ありがとうございます^^続編も胸きゅんさせられるように頑張ります♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - サミさん» サミさん、はじめまして!最高の褒め言葉ありがとうございます。嬉しいです。引き続きよろしくお願いします♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - はむぼしさん» はむぼしさん、はじめまして!ありがとうございます!面白いのかなあと少し不安でしたがそう言っていただけてとても嬉しいです;;その後の関係も一生懸命考えているので少々お待ちください^^♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち | 作成日時:2020年11月6日 17時