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_____炎の呼吸 壱ノ型 不知火
「....ッッッ!!!!」
突然煉獄さんが現れたかと思えば
鬼は一瞬にして塵となって消えていった。
まるで炎を纏っているかのような
その姿に、どくんと心が高鳴る。
「もう安心だ!鬼はすべて倒したぞ!村の住人も皆無事だ!」
子供たちは泣きながら煉獄さんに抱きつき
私は全身の力が抜けその場に座り込んだ。
煉獄さんがもし助けに来なかったら
私はあのまま殺されていたのだろうか。
そんな事を考えていると
「.....!」
突然頭に温かいぬくもりを感じた。
「よく子供達を守ってくれた!偉いぞ!」
恐る恐る顔を上げると目の前には煉獄さんの顔が。
「怪我はないか!」
「......だ、大丈夫です」
とても優しそうな表情でニコリと笑う煉獄さん。
「あ、あの」
「なんだ!」
「.......私も鬼を倒したいです」
考えるよりも先に口が動いていた。
「 家族やこの村を守れるくらい強くなりたいです。
..........私に剣術を教えて下さい」
「君は刀を持った事はあるのか!」
「.........っありませ...ん」
柱を前にして、なんて恥ずかしいんだ私は...
でもここで諦めたら家族や大切な人を守る事は一生できない。
「うーん!先は長いな!」
煉獄さんは笑いながら立ち上がると困ったように私を見てきた。
呼吸法なんて雲をつかむような話だけど、
せめて、剣術だけでも...
「......お...願いします」
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もち(プロフ) - ぶどうさん» ぶどうさん、はじめまして!コメントありがとうございます!煉獄さんの小説で初めて書いた作品なのでそう言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)!優しい煉獄さんたまらないですよねえ(TωT) (2021年2月11日 21時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 面白いです!煉獄さんが優しくてキュンキュンしてます! (2021年2月7日 7時) (レス) id: 87d010c47c (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - tsukiさん» tsukiさん、はじめまして!そう言ってもらえてとても嬉しいです!!ありがとうございます^^続編も胸きゅんさせられるように頑張ります♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - サミさん» サミさん、はじめまして!最高の褒め言葉ありがとうございます。嬉しいです。引き続きよろしくお願いします♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - はむぼしさん» はむぼしさん、はじめまして!ありがとうございます!面白いのかなあと少し不安でしたがそう言っていただけてとても嬉しいです;;その後の関係も一生懸命考えているので少々お待ちください^^♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち | 作成日時:2020年11月6日 17時