*はじめての【煉獄杏寿郎】

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一時間程前＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





心配して様子を見に行ったが
俺が行かなくとも心を燃やして頑張っていた！！うむ！！

俺は嬉しいぞ！！
今日は美味しいご飯をたらふく食べさせてやる！！


そんな事を考えながら移動していると
目の前から冨岡が歩いてきた。





「..........」

「なぜ無視する冨岡！！！」

「........とくに話すことがないからだ」

今日も相変わらず何を考えているか分からん男だ！！！！

そんな冨岡、嫌いじゃないぞ！！！！




「そうか！話すことがないか！！うむ！」

「.........」






「では手合わせ願おう！
ちょうどお互い木刀も持っているようだしな！！」

「なぜそうなる.......」

「俺は今とても気分がいいのだ！！
あの太陽のように心が燃えているのだ！！！」

「..........」

冨岡は俺に背を向け歩き出した。

「逃げるな冨岡！！！！！！」

「.....逃げてなどいない」

「では！！！！！」

「..........ッ」







『 水の呼吸 壱ノ型 水面斬り 』

『 炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天 』



「......？！」

以前より格段に早い......！








.








『 水の呼吸 漆ノ型 雫波紋突き 』

『 炎の呼吸 伍ノ型 炎虎 』


冨岡のこの型は初めて見た。

「.........ｯ....！」


なるほど、一瞬の隙も許されないというわけだな。


面白い.......！


「.......お前は俺に勝てない。
二度と生意気な口が聞けぬよう痛めつけてやる。」


「......ああ、望むところだ」




.








『 水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨 』

『 炎の呼吸 奥義 玖ノ型 煉獄 』



「......！！！！！！」

「確かに、冨岡は早いが、
詰めが甘い！！！！！！！！！」

「......ッ！」









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




「すまんすまん！ついムキになってしまった！
しかし冨岡は強いな！普段どんな修行をしているのか教えてくれないか！！」

「....ッ......何故、そんなに....余裕なんだ....お前は」

「今日の俺は絶好調だからな！！久しぶりに冨岡とも手合わせできて良かった！感謝する！」

「.........」

「む？！気がつけば一時間も経っているではないか！！そろそろ失礼する！！また頼むぞ！！」






「..........本当に自分勝手な男だ」

.

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