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怪我が治るまでの間、私は蝶屋敷に住み込みで治療を受けることになった。部屋は日当たりの良い南棟の個室。
傷は思っていたより軽傷で、全治一ヶ月、最低でも二週間は安静にするようにと命じられた。 のだが＿＿
「はじめまして、竈門炭治郎です！
あなたが煉獄さんのAさんですね！」
「…はじめまして。炎柱様のAではないですけど、Aです！よろしくお願いします！」
どういうわけか会う人会う人に
【炎柱様のA】と認識されていて
根も葉もない噂が広がってしまっていたのだ。
「へぇ〜お前が煉獄のAか」
「違います！」
蝶屋敷の中だけではなく、柱にまで。
私をご飯に誘ってきたあの三人組の仕業だろうか。
そのせいか最近やたらと女隊士に睨まれるようになってしまい、この間なんてわざと肩をぶつけられてしまった。
善逸くんから聞いた話によれば、炎柱様は柱の中でも断トツでモテるらしく、告白する女性が後を絶たないとかなんとか。れでぃふぁーすと？らしい。
これは一刻も早く誤解を解かなければ。
「…という訳です！炎柱様の口からちゃんと無実を証明してください」
「なるほど、俺のAか。実にいい響きだな！」
「笑いごとじゃありません！毎回否定するこっちの身にもなってください」
寝台の上に炎柱様と横並びで座って、お見舞い品の苺大福を頬張りながら、そんな話をする。
むすっと顔を歪める私に対して、炎柱様は楽しそうに私の話を聞いていた。
「それで、君はいつになったら俺のAになってくれるんだ？」
「炎柱様のAになることはありません！」
いつもの調子で言って最後の一口を食べ終わった時、室内がやけに静かなことに気づいた。
さすがにはっきりと言いすぎただろうか。そう思ってちらりと炎柱様を見れば、なんとも恐ろしい不敵な笑みを浮かべていて。
いやいや怖すぎるんですけど…
びくりと肩を震わせた瞬間、不意に手首を掴まれてしまい、その手を寝台に縫い付けられた。
「何故こうも頑なに俺を拒むのか、聞いたところで君は教えてくれないだろうから今は無理に聞かない。だが、これだけは覚えておいてくれ。俺は君に拒否られようが迷惑がられようが、身を引くつもりはもうとうない。君が俺のことを好きじゃないというのなら好きにさせるまでだ」
「っ…勝手にして下さい」
「うむ、ではそうさせてもらおう」
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もち(プロフ) - さゆさん» さゆさん、はじめまして！読んでいただきありがとうございます！裏はパスワードではなくマイページ→設定→コンテンツの設定(18歳以上ですか？にチェック)をしてもらえると私の作品一覧に出てきます！よろしくお願いします！ (2023年4月1日 23時) (
レス) id: c7f5481e11 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - はじめまして！キュンキュンしながら読ませて頂いてます！裏ページを読みたいのですが、パスワードが分からず辿り着けません。どうすれば読めるのでしょうか？宜しくお願いします！ (2023年4月1日 23時) (レス) id: 2c44582f68 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - まっひーさん» まっひーさん！！コメントありがとうございます！嬉しいです！もちもSな煉獄さんが大好きでしてﾌﾌﾌ(´^∀^｀)ﾌﾌ (2021年12月22日 11時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - うひゃぁ〜！煉獄さんかっこいい！！ (2021年12月21日 20時) (レス) @page43 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 衣世さん» 炎柱様の衣世さん！最後まで読んでいただきありがとうございます！！実にいい響きですね( ｰ̀∀ｰ́ )ニヤニヤしちゃいますw後日談の更新も頑張ります〜！！ (2021年12月17日 14時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち
| 作成日時：2021年10月5日 10時
