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「まだまだ沢山あるので好きなだけ食べていってくださ〜い！！」
「わぁ……遠慮なくいただきますっ」
蟲柱様に薬を塗ってもらったあと、私は蝶屋敷の縁側で三色団子を頬張っていた。
「栗ようかんもありますよ！」
「おせんべいもあります！」
次から次へと私に甘味を与えてくれる三つ編みのなほちゃん、おかっぱ頭のきよちゃん、二つ結びのすみちゃんは蝶屋敷の住人で、三人とも家族を鬼に殺され、蟲柱様に引き取られたと話してくれた。
蝶屋敷は治療院の他に、彼女たちのように鬼によって家族を失った者を保護する孤児院、また、隊士の訓練場にもなっているとのことだ。
「ちーっす」
「……？」
そんな中、四人で他愛もない話をしていると、私と同じ隊服を着た三人組が縁側にやってきた。
全員身長180cmは超えているだろうか、すごい圧である。
「……なにか？」
じろりと見下ろされ、私は咄嗟に甘味を自分の膝の上へと持っていく。絶対にあげるものかと眉をつりあげてみせると、隊士Aが私の前にしゃがみこんできた。
「へぇ、噂通り超可愛い」
「……噂？」
きょとんと首を傾ける私になほちゃんが補足する。
「ここ最近隊士たちの中でAさんが可愛いと噂になっているんですよ！」
「…わ、私が可愛い？」
「はいっ！とっても可愛いです！」
まるで天使のように笑いかけてくるなほちゃん。
思わずニヤけているとBとCが私の両隣に座ってきた。
Aは立ったまま私を見下ろしている。
「これから俺たちと飯でも食いに行かない？」
「……飯？」
「最近隣街に新しく天丼屋ができたらしくて」
「天丼……」
「任務についての共有事項もあるし」
「任務……」
ならば仕方ない、と私は彼らの誘いを受けた。
半分は天丼のためだ。
つくづく自分の食い意地の強さに呆れてしまうが、甘いものを食べたあとの天丼は格別においしい。
「んじゃ行こっか」
きよちゃん達にお礼を言って、頭の中に海老天を思い浮かべながら立ち上がると、Aが私の手を引いて歩き出した。
近すぎる距離感に、さりげなく手を振り払う。
「あ、ちょっと待ってください……！」
「ん？」
「炎柱様に、」
「どこへ行くんだ、A」
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もち(プロフ) - さゆさん» さゆさん、はじめまして！読んでいただきありがとうございます！裏はパスワードではなくマイページ→設定→コンテンツの設定(18歳以上ですか？にチェック)をしてもらえると私の作品一覧に出てきます！よろしくお願いします！ (2023年4月1日 23時) (
レス) id: c7f5481e11 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - はじめまして！キュンキュンしながら読ませて頂いてます！裏ページを読みたいのですが、パスワードが分からず辿り着けません。どうすれば読めるのでしょうか？宜しくお願いします！ (2023年4月1日 23時) (レス) id: 2c44582f68 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - まっひーさん» まっひーさん！！コメントありがとうございます！嬉しいです！もちもSな煉獄さんが大好きでしてﾌﾌﾌ(´^∀^｀)ﾌﾌ (2021年12月22日 11時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - うひゃぁ〜！煉獄さんかっこいい！！ (2021年12月21日 20時) (レス) @page43 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 衣世さん» 炎柱様の衣世さん！最後まで読んでいただきありがとうございます！！実にいい響きですね( ｰ̀∀ｰ́ )ニヤニヤしちゃいますw後日談の更新も頑張ります〜！！ (2021年12月17日 14時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち
| 作成日時：2021年10月5日 10時
