【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

29話 玄弥HappyBirthday編2 ページ30

sideA

凄く落ち込んでると心が苦しいものです…

A『玄弥、お友達呼びました？』

玄弥｢……｣

口を尖らせて拗ねてます。

A『…もう、せっかちさんですねぇ。』

火を止めて上に上がります。

A『…よいしょ。』

リビングに入ろうとすると声が聞こえてきました。

玄弥｢……｣

実弥｢アイツがお前の誕生日に何も用意してないって思ってんのかよ。｣

玄弥｢……だって……｣

実弥｢あんまり高いものを頼むなよ。返せなくなるぞォ。｣

別に誕生日は気持ちですから、その心遣いで私は良いですが…

実弥｢アイツよォ…｣


―回想―

実弥｢誕生日、欲しいもんあっかァ？｣

A『誕生日？あぁ、そう言えばそうですね。』

実弥(毎年毎年、自分の誕生日忘れるかァ？)

A『私は、兄さんと玄弥と過ごせるのが本当に幸せなので何も要らないです。』


実弥｢…アイツは仏か何かかァ？｣

人間です。

玄弥｢え、いつも靴下ー、とか言ってくれるよ？｣

実弥｢お前を困らせるような回答をするかァ。｣

兄さんにはバレバレですねぇ。

玄弥｢姉ちゃん…まだかなぁ…｣

そろそろ良いですか？

ガチャっとドアを開けると、

A『あらあら。そんなに待ち遠しかったんですか？』

寄ってくる弟。

A『あらあら…』

玄弥｢姉ちゃん、姉ちゃん。｣

隣に座らせたいんでしょうね。

A『なぁに？』

実弥｢……｣

反対側から兄に抱き寄せられました。

玄弥｢兄ちゃん！今は引っ込んでて！｣

実弥｢うるせェ!!てめぇがいつもいつもベタベタくっつき過ぎなんだよ！｣

玄弥｢姉ちゃん…！兄ちゃんがぁ！｣

実弥｢すぐにAに泣きつくな！｣

あらあら……

A『喧嘩するほど仲がいいとは言いますが…』

2人の頬をムニムニと揉む。

兄さんは手を引っ張って両手で包み込んでます…

玄弥｢…ん。｣

A『頭撫でて欲しいんですか？』

頭を撫でると優しい顔をしてます。


―数時間後―

誕生日パーティーが間に合って良かったです！

炭治郎｢玄弥！誕生日おめでとう！｣

善逸｢おめでとう。｣

伊之助｢飯！｣

玄弥｢おい！1人おかしい奴居たぞ！｣


天元｢だからお前、ずっとスマホ見てたんだな。｣

なんだ、兄さんも真剣に選んでいたんですね。

実弥｢宇髄、氏ねェェ!!｣

あらあら…

天元｢俺の嫁は誕生日いつだ？｣

？？

実弥｢だからてめぇの嫁なんざここには居ねェ！｣

玄弥と兄さんに挟まれました…



天元(ドシスコン兄弟め。)

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