聞いてませんよホークスさん ページ10
「鷹瀬、こちら常闇君」
『…はい？？』
どういう事ですか？
(時系列バラバラです)
――――――
雄英体育祭のテレビ中継を見てから数日経ったある日、新人ヒーロー・イーグルこと鷹瀬は妙な既視感を事務所で感じていた。
つい先ほどパトロールを終え、報告書を書こうと事務所に帰ってくると、そこにはボスであるホークスとどこかで見た事のある人物が居た。中継で見た表彰台に乗っていたような気が…と鷹瀬が記憶を起こしていると、「あ」とホークスが切り出す。
「そういえば、今日から雄英のヒーロー科の生徒が職場体験で来てるから」
「…常闇踏影です、よろしくお願いします！」
前から言ってましたよと言わんばかりの態度をとるホークスに、何も聞かされていない鷹瀬はあっけらかんとしてしまった。
雄英？ヒーロー科？職場体験？一体何の事だ？と、目の前で挨拶をした生徒を差し置いて、鷹瀬はホークスに静かに尋ねる。
『ちょっと待って下さいよホークスさん…俺に職場体験で雄英の生徒が来る事、伝えてませんよね？』
「…そうだっけ？」
もしかして自分が聞き逃したのか？と鷹瀬はもう少し悩むも、どうにも職場体験があるという情報を耳にした記憶が無い。しかも目の前で悪びれる素振りを見せないホークスを確認し、『ああ、やったなこの人』とため息をついた。
『俺聞いてませんよ、職場体験の事』
「じゃあ今言った」
子供の様な態度をとるホークスを見て思わずカチンときた鷹瀬だったが、いかんいかんと深呼吸をして心を落ち着かせる。ここで喧嘩をしても仕方ないと諦めたが、あとでホークスにきっちり説教をせねばと心に決めたのであった。
「鷹瀬さんって相澤先生の生徒だったんですよね、聞いてます」
『げ、先生何か言ってた？』
「…？いえ、特に何も」
常闇は「このひとが相澤先生の教え子…」と胸を躍らせながら話しかけた。歳は割と近く、雄英の先輩と言う事も有り、今回の職場体験で少しでも仲良くなりたいと決めていたのだ。
しかし先生の名前を出すなり、鷹瀬はどことなく嫌そうな顔をした。
『相澤先生さ、俺にめっちゃ厳しいの。正直苦手なんだよね』
「平等に厳しいと思いますよ」
『いや違うんだよ…戦闘訓練の時、本気で来るから俺死ぬかと思っちゃった』
自分が３年生だった頃の戦闘訓練、油断した隙に相澤先生に羽根を毟られる勢いで掴み掛かられたのを思い出し、少し背中が痛くなった。
『嫌な思い出だよ、本当…』
――――――
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林(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» ここまで長らくお待たせいたしました！完走できるように頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします！ (2020年2月11日 18時) (
レス) id: e2467e6846 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - (名前)えりなさん» お待たせいたしました！長い間全裸待機させてしまって申し訳ございません（ ; ; ） (2020年2月11日 18時) (レス) id: e2467e6846 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - お久しぶりの更新ありがとうございます！(？)ラストまで後少しなんですね…寂しくなります。これからもよろしくお願いします！ (2020年2月11日 15時) (レス) id: c7fdcaabfc (このIDを非表示/違反報告)
(名前)えりな(プロフ) - めっちゃ面白いです！！全裸待機してますので頑張ってください！応援してます！ (2020年1月3日 16時) (レス) id: f380eb65b5 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - カラバコの中の子犬さん» 全裸待機して頂いてありがとうございます（；；）まだ結末を考え中ですのでもう少々お待ちを！ (2019年11月6日 20時) (レス) id: 14631dcafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年12月6日 2時
