助けてくださいホークスさん ページ6
「どうなってんのこれ…」
『すみません…』
悪質敵にご用心
――――――
side: ホークス
今日は珍しく鷹瀬と別行動でパトロールをしていた。というのも最近やけに敵が悪さをするので、別々でパトロールする事になったのだ。
俺の担当した地区は特に問題もなく、スムーズに…とは言っても２時間ほどでパトロールは終了。一方鷹瀬の方は俺よりも早く終わったらしく先に事務所に戻っていたらしい。
『…あ、ホークスさん。おかえりなさい』
「鷹瀬、それどうしたの？」
事務所の扉を開けてみれば、これまたびっくり。俺の部下達が鷹瀬を囲み、なにやらざわついているようだった。
何をしているのかと思い部下を分けて進めば、原因は姿を現す。それは翼だった。
きっと敵に出くわした時にでも動きを封じられたのか、鷹瀬の翼は透明で細い糸によって雑に縛られていた。
『ちょっと敵にやられちゃって…』
ははは、と笑いながら糸を切ってもらう鷹瀬はなんとも陽気だった。
鷹瀬の脇の床には結構な量の糸が落ちているが、翼にはまだ糸が絡まったままだ。
「はい、保冷剤。背中痛いよね？」
『ありがとうございます…今回の敵はちょっと手強かったです』
医療担当の子が鷹瀬の背中にハンカチでくるんだ保冷剤を貼った。コスチュームから覗く鷹瀬の背中はじわじわと赤くなり始めている。
俺のコスチュームとは違い、鷹瀬のコスチュームは背中の翼の部分がぱっくりと開いているので、背中の赤みが丸見えだった。
「俺も手伝うよ。ハサミ貸して」
『助かりますホークスさん。ありがとうございます』
一番きつく縛られている翼の根元に目をやれば、そこに巻かれている糸はかなり頑丈そうだった。何重にも何重にも巻かれていて、見ただけで自分の翼がむずむずする。
こんな翼にされてまで敵を倒してくるなんて、鷹瀬は大した新人だ。
「めっちゃ絡まってるね」
『結構抵抗しちゃったので、その時に絡まったのかもしれないです…』
普通のハサミで出来るだけ急いで糸を切っていった。全く動かせなかった翼の根元はかなり楽になり、糸も残り僅かとなる。
付け根の赤みもだいぶ引き、鷹瀬の表情もかなり楽になった様で安心した。
「別行動でパトロールするのはやめよう。今回の鷹瀬の事もあるし、やっぱり最低でも２人でパトロールする事にしよう」
『１人は寂しかったですー』
鷹瀬が出来るからって少し頼りすぎてたかも
――――――
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林(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» ここまで長らくお待たせいたしました！完走できるように頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします！ (2020年2月11日 18時) (
レス) id: e2467e6846 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - (名前)えりなさん» お待たせいたしました！長い間全裸待機させてしまって申し訳ございません（ ; ; ） (2020年2月11日 18時) (レス) id: e2467e6846 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - お久しぶりの更新ありがとうございます！(？)ラストまで後少しなんですね…寂しくなります。これからもよろしくお願いします！ (2020年2月11日 15時) (レス) id: c7fdcaabfc (このIDを非表示/違反報告)
(名前)えりな(プロフ) - めっちゃ面白いです！！全裸待機してますので頑張ってください！応援してます！ (2020年1月3日 16時) (レス) id: f380eb65b5 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - カラバコの中の子犬さん» 全裸待機して頂いてありがとうございます（；；）まだ結末を考え中ですのでもう少々お待ちを！ (2019年11月6日 20時) (レス) id: 14631dcafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年12月6日 2時
