[短編集など] 鬼滅の刃 壱 [愛され]

伊黒√・冨岡√ ページ18

〇伊黒さん√

「おい、お前はとろいんだから、しっかりついてこい」

伊黒さんは人込みの中をスルスルと進んでる
の、反対に私はよけながら歩くので遅くなる
私のとろさでイラついたのか、チっと舌打ちして、歩幅を私に合わせてくれる

「おい」
「は、はい、伊黒さん申し訳ないです！！」
「そうじゃない、手を繋ぐぞ、お前は目を離すとどっかにいってしまうからな」

そう言って手を繋いでくれた伊黒さんの手は少しだけ温かかった。

‥‥‥…
伊黒さん√でした。
無事恋人繋ぎできて密かに喜ぶ伊黒さん


〇冨岡さん√

何考えてるんだろう？
ずっと無言のままでいる冨岡さんに不安を覚える

(えっ、誘って迷惑だったかな？もしかして、私…邪魔なんじゃ…)

「迷惑じゃない、むしろ俺なんかで良かったのか？」
「はえっ？！もしかして、声に出てました」
「ああ」

ああああああ、やばい、無意識に声が心の声が出てたなんて

「いえ、むしろ私なんかで良かったですか？なんか、冨岡さん、つまらないような感じなので‥」

その言葉に少し驚いた表情をする冨岡さん

「Aと出かけるなら、何処でも楽しいぞ、表情に出せなくてすまない」

真剣な顔の冨岡さんに私の心臓はバクバクしてしまう。

「私もです」

赤くなった顔を満面の笑みで消して、私はそう言うと、冨岡さんが静かに微笑んでくれた。

………
冨岡さん√でした。
仲睦まじく過ごしてください ^^) _旦〜〜

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