episode.147 ページ10
ラギーの飲んだ薬を見て感心するレオナの一瞬の隙を見て言葉は思いきり彼の足を踏んづけた。
レオナはいきなりきた足の衝撃に思わず、手を離し言葉はすぐに駆け出す。
だが
ガシッ！
レ「おい、あんまり人をおちょくってんじゃねえぞ」
「………………………」
腕がギリギリと鈍い音がするまで握られて思わず顔をしかめるがレオナを睨むと彼もまた眉を寄せて彼女を睨んでいる。
レ「……なんだよその顔は？兄貴みてえに俺に説教するみてえな顔しやがって……」
「？(兄貴？…)」
レ「何か文句でもあんのか？」
「………ど……して」
レ「！？(喋った……！)」
レオナの言葉に驚きながらも、Aは彼を真っ直ぐ見つめたまま勇気を振り絞って話しかけた。
「ど……して……こんな……こと………」
レ「……うるせえよ、なんでもいいだろうが」
「だって……せんぱい、つら…そう」
レ「っ……うるせえっつってんだよ！」
ドガッ！
「！？」
ドサッ
レオナはカッとなり、彼女の鳩尾に拳を叩き込んでしまう。
おもいきり拳をくらった言葉はその衝撃で気絶しレオナの方に倒れてしまう。
レオナはしばらくして正気に戻り、自身に寄りかかって眠る言葉を抱き上げた。
レ「言われなくてもわかってんだよ……こんな事しても意味がねえってな……」
アナ『パニック状態の観客たちが向かう先にはディアソムニア寮の選手団が！みなさん逃げて！逃げてくださーーい！！』
わああああああ！！！
銀髪「まずい、このままでは群衆に押しつぶされる！マレウス様をお守りしろ！」
長身「マレウス様こちらへ！マレウス様ー！ぐわ〜！！間に合わない！押しつぶされる〜〜〜〜！」
銀髪「ああ〜〜〜〜っ！マレウス様〜〜〜！！」
ドドドドドドドドドドドド！！
聞こえてくる焦ったアナウンサーの声、轟く観客たちの悲鳴、そしてマレウス・ドラコニアを護衛する者達と叫び………悲痛の声が響く中、レオナは静かにその場に立つのだった。
ーサバナクロー寮 マジフト場ー
ラ「はー……はー………レオナさん、やりましたよ！中継見てたッスか？」
レ「ああ、上出来だラギー。あばよマレウス、今年の王の座は俺がもらう」
息を切らしながらも嬉しそうに駆け寄ってくるラギーにレオナはそう言い、中継を眺めながら笑った。
言葉を横抱きにしたまま。
ラ「あ、コトハちゃん。捕まえたんスね」
レ「ああ……」
ラ「？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 280人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るーるる(プロフ) - ppさん» pp様初めまして！コメントありがとうございます＼(^o^)／ヒロアカは面白いですよ！あまりヒロアカキャラが出てきませんがヒロアカに興味をもってもらえて嬉しいです(^o^) (2021年10月18日 22時) (
レス) id: b0a0d71504 (このIDを非表示/違反報告)
pp - 初めまして。この作品でヒロアカのこと知りました(時代遅れすぎる)。めっっっっっっっっっっっっちゃさいこうです！ 続きも頑張ってください！ (2021年10月18日 18時) (レス) @page48 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - るーるるさん» 知ってるアニメは何ですか？怪談レストランは知ってます？後、一緒に合作しませんか？ (2021年9月28日 22時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - 星猫さん» 初めまして！コメント、高評価ありがとうございます！！これからも応援よろしくお願いします(*^^*) (2021年9月28日 22時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年9月28日 22時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
