検索窓
今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:70,274 hit

ページ31

+++


好きな音楽を聴きながらのんびり過ごすなんて文化祭じゃないみたい。
すると耳からLINEを知らせる音がした。


ちびバスケ見に来るだろ?
13時からでしょ?行くよ。
ちび結構席埋まって来てるから早めに来いよ
お昼食べたらすぐ行く
ちびりょ


焼きそばを食べ終えて、保冷剤も入ってるしプリンは持って帰ることにした。
白い箱を持ったままホールへと向かう。

中に入れば結構人がいっぱいで、後ろの方しか空いてない。
安井が見当たらないから、壁に寄りかかってみようかなと思ってると電話が鳴った。


「安井どこに居る?」

「一番前。早く来いよ。」

「えっ?」

「大我と居るから早く来いよー。」

「わかった。」


人の間をするすると抜けて1番前にたどりつくと安井と京本が居た。
前列は長いベンチが連なって置かれるからか、足を開いて場所を取ってくれてる。
1列目ど真ん中なんていい席を取っておいてくれたから文句言わないでおこう。


「おっせー。まじで。」

「ごめんって。お昼食べてたの。」

「どこで食べてたの?」

「食堂で焼きそば食べてた。」

「中庭さすがに今日は座れなかったんだ。」

「うん。京本ちょっと寄ってよ。」

「間に座れよ。
 あー足いってー。」


そういわれて足を閉じた2人の間に座らせてもらう。
安井との間に少しだけある空間にプリンを置いた。


「これ例のやつ?」

「そう。ちゃんと受け取ってきた。」

「なにそれ?食いもん?」

「限定プリン。もらったの。」

「へーえ。いいねー小悪魔は。」

「まだそれ言ってる。」

「今日は機嫌悪ぃみたいよ。」

「なんでまた。」

「しらねーけど。
 めんどくせぇからほっとけ。」

「そうする。」


いつも通り話をしながら待ってると急にホールが真っ暗になる。

※→←※



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
153人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

初音(プロフ) - kikiさん» いえいえ!この作品の樹君がすごく好きで!これからも応援してます! (2019年2月13日 23時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 初音さん» なんとお恥ずかしい・・・!rを打ってしまったことに気づいた時にはもう初音様がお読みになられて・・・早速読んで頂き誤字を教えてくださりありがとうございます! (2019年2月13日 23時) (レス) id: efa8082a4b (このIDを非表示/違反報告)
初音(プロフ) - Mrsだと既婚者になってしまいますよ(苦笑) (2019年2月13日 23時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:kiki | 作成日時:2019年2月13日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。