君の嘘は私の幸せ

＊ ページ16

- Aya side -


私の過去は、とても暗かった。







KZ がなかったのに生きてられたなんて、信じられないくらい！






翼も忍も入ってくれて、本当にもっと楽しくなった。




最近は、女の友達も出来て、またちょっと違う楽しさを味わってるんだ！




もちろん、恋ばなでは、聞く側。





話すこと、何にもなーーーし！


「ねね、彩、彩。」

「うん？」


「見てよ。あれ。」




。。。。


咲の視線の先には、雪と夕の姿が。


二人、ちかっ。


すごく楽しそうに話す姿は、こっちまで元気をもらえるくらい。


「盛り上がってるんね。」


雪の頬は、心無しか、赤く染まっているように見えた。


「あの二人、付き合ってんの？」




六人ほどいるのにも関わらず、あの二人になぜか視線がいく。





「わかんない。」


「え、しらないの？！」


「うん。そんなに驚く？」



「まあ、別に。だけど、なんとなくさ、夕のこと何でも知ってそうじゃん。」


「え、ぜんぜんそんなことないよー」


手をひらひら振ってみせる。

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