検索窓
今日:26 hit、昨日:28 hit、合計:607,068 hit

■Story.59 ページ9














あっという間に一日の授業が終わった。

ボーッとしていると教室には俺しかいなくて。





























窓の向こうの夕日が教室を

オレンジ色に染めていた。







































裕翔「帰るか。」







































Aは何か用事があるみたいで

先に帰ったみたいだし、



















涼介はクラスの奴らの誘いに乗って

カラオケに行ったみたいだし。







































裕翔「玲衣…………」





























は帰ったと思ったのに

なぜか今、俺の目の前にいて。







































玲衣「先生に呼ばれたから職員室行ってて。

そっちは今、帰り?」

















































“別れないよ”







































俺の心は玲衣にないのに。

玲衣はどうして俺を引き止めるのか。







































裕翔「玲衣、やっぱり…………」







































別れたい。

そう言おうとした瞬間、玲衣は俺の腰に手を回す。







































そして、抱き着いてきた。







































玲衣「冗談なんかじゃないよ。



















妹ちゃんを選ぶなら……

私、本当に何するか分かんないよ。」





























静かすぎる教室に響き渡る玲衣の声。







































玲衣「みんなに言ったらどうなるのかな。

お兄ちゃんと妹が愛し合ってるって……



















裕翔がAちゃんを、

Aちゃんが裕翔を愛してるって言ったら……」





























裕翔「違う、Aは悪くない!

Aは関係ないんだよ。





























俺がただ……」





























愛してしまっただけ――――……






■Story.60→←□Story.58



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (265 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
309人がお気に入り
設定タグ:名前変換 , おんぷ , 兄妹 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2013年6月23日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。