ただ愛してしまった。-Part.2-【名前変換】 (ページ34)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:607,091 hit

■Story.84 ページ34

＊

＊

＊

侑李「俺ら、二人っきりでデートしたいし、

邪魔しちゃ悪いので帰りますよ。」

・

・

・

泣きそうだったAを侑李が連れ去って。

自分が仕向けたとはいえ、傷つくｺｺﾛ。

・

・

・

・

玲衣「残念。せっかくみんなの前で愛の告白……」

裕翔「約束しただろ、Aを巻き込まないって。」

・

・

・

玲衣「……………だったら、今すぐ好きって言ってよ。」

・

・

・

俺の制服の袖を掴みながら

玲衣が小さな声でそう言った。

・

・

・

・

・

裕翔「玲衣ってそんなｷｬﾗだった?」

・

・

・

玲衣「そんなｷｬﾗになったの。

お釣り、いらないですから。」

・

・

・

裕翔「えっ、ちょっ…………」

・

・

・

玲衣に強引に店から出されて、

そのまま手が繋がれて。

・

・

・

歩き出して、向かうのはお互いの家の方向ではなくて。

・

・

・

駅から少し離れているところで

いかがわしい雰囲気を漂わせてる……

・

・

・

・

裕翔「玲衣、待って。何考えて……」

玲衣「別に前もしたじゃない。ただ場所が変わるだけよ。」

・

・

・

裕翔「変わるだけって…………」

玲衣「何で男の裕翔が緊張してるの?ﾌﾌ、可愛い。」

・

・

・

裕翔「玲衣、いい加減……「妹ちゃん。」

・

・

俺の唯一の弱み。

・

・

それを言われたらどうしようもない。

・

・

裕翔「…………玲衣、好きだよ。」

・

・

こんな言葉で、愛があるかわからない行為で

玲衣は救われるの?

＊

＊