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「なん…で…」
絞り出せたのはその一言だけ。
JM「A?」
オッパ「誰?」
「…関係ないでしょっ、離してよっ!」
掴んでる手を引き剥がそうとしたけど力が強くてなかなか離れなかった。
JM「離せよ」
間に割って入って引き剥がしてくれたジミナの声は今まで聞いたことがないくらい低くて冷たい声だった。
オッパ「ははっ、なんだ、お前も男いたんじゃん」
「は…?」
オッパ「じゃあ俺ばっか責めれないよな?お前も同じことしてたんだもんな笑 なんだよ、てっきり傷ついてたと思ってたのに。なぁ、俺達もう1回やり直さない?てか別れようなんて言ってないし仲直りか?笑」
何言ってるんだこの男は。
私はこんな奴の事を好きだったの?
こんな奴に浮気されたくらいで泣いてたの?
「ふざ」
JM「ふざけんな!!」
私が言うより先にジミナがすごい剣幕で怒鳴った。
オッパは目を見開いていたけれど穏やかなジミナしか知らない私の方がもっと驚いていた。
JM「Aがお前のせいでどんな思いしたと思ってんだよ?!Aがどれだけ傷ついたか!お前に何の資格があってそんなこと言えんだよ!!」
オッパの襟首を掴みながらまくしたてるジミナ。
オッパ「何も知らないお前に関係ないだろ!」
「ジ、ジミナ!もういいよ!行こう!」
私は今にもオッパに殴りかかりそうにしているジミナを引き剥がした。
オッパ「おい!そんなやつのどこがいいんだよ?!俺の事まだ好きだろ?」
「…確かにオッパに裏切られた時はまだ好きだった。だけど今は1mmもオッパにドキッとしないし顔を見たら嫌悪感しか湧かないの。私はもうオッパと別れたつもりだし、それに」
「ジミナはオッパより何千倍もカッコイイから」
満面の笑みをオッパに向けてジミナの腕を引っ張って駆け出した。
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めいぷる(プロフ) - ゆうさん» ゆうさん最後まで読んでくださってありがとうございますTT楽しんでもらえてとっても嬉しいです!是非次作が出ましたらまたよろしくお願いします(^.^) (2020年6月27日 20時) (レス) id: 8331cc1587 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - もう一波乱入れるとは……さすがですめいぷるさん笑 とても楽しく読めました!笑 次の作品も楽しみに待ってます!! (2020年6月27日 18時) (レス) id: 7c9abbcca0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めいぷる | 作成日時:2020年3月17日 0時