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Aちゃん大ちゃんのことずっと応援してるから。私にテッペンみせてね。
頭を冷やそうと静まり返った午前３時の住宅街を歩けば、ピロンと一通のメッセージを受信した。
誰だろこんな時間に。とスマホの画面を開くと、ついさっき散々泣かせてきた"彼女だった"幼なじみからで、自分で"彼女だった"なんて言っちゃうところとかもう笑えんな。
「……なにが応援してる、だよ」
嘲笑うように夜空に浮かぶ月を見あげたら、あまりにも綺麗で涙が流れた。
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――――――――
「佐久間、雪白Aちゃんって知ってるよな？」
北山くんからの突然の連絡に慌てて出れば、知ってるもなにも彼女ですけどって言いかけて止めた。
あまり大ぴろげて言うのもどこかなって。
「知ってますけど、なんで北山くんがAちゃんのこと知ってるんですか？」
「ああ実はさ、今日連れの誘いで合コン行ってきたんだけど」
合コンて、天下のジャニーズが参加していいものなのかは謎だけど。
多分根が真面目な北山くんは、ただ友達と呑みたかったんだろうってことにしてそこは深く追及しない。
で、その合コンがどうしたんだろう？って考えて、ちょっと待てよ。確か今日は、
「そこにAちゃんって子が居て、佐久間と幼なじみだって言うから世間は狭いなって思ってさ」
「え！？マジっすか？それは本当に、」
「でさ俺の連れがAちゃんのこと気に入ったみたいで。そいつ良い奴だから、上手くいけばいいけどなと思うんだけど、佐久間の幼なじみって良い子？ て、おい、聞いてる？」
「……すみません。俺、今 東京戻る新幹線の中なんでまた連絡します」
「あ、そうなの？わかったわ」と通話を切って、秒で景色が変わる窓の外を見て深い息を吐いた。
「……だから一人にすんの嫌だったんだよな」
東京に着くのは今日が終わる少し前。
舞台終了後、俺だけ無理を押して最終の東京行きの新幹線に乗った。
暗くなったスマホ画面のパスワードを解除して、Aちゃんにメッセージを送った。
これで一体何通目？
どうやらAちゃんはあまりマメな方じゃないみたいで、本日何度目になるか分からないため息を零した。
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☆ゆきんこ☆(プロフ) - 詩乃さん» ありがとうございます！駅のシーン予想当たりましたか？やっぱり好きな人と別れるのは名残惜しいので彼は待たない事を選びました。4章でも切なさ続くかもしれませんが、よろしくお願いします(^^) (2020年8月20日 9時) (
レス) id: 7487347ac7 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - まのかさん» ありがとうございます！やっと彼sideも終えて本編に戻れますので、4章もよろしくお願いします(^^) (2020年8月20日 9時) (レス) id: 7487347ac7 (このIDを非表示/違反報告)
詩乃(プロフ) - またまたのめり込んで拝読しました！あぁ〜、やっぱり駅でお別れしてすぐ帰っちゃったのはそういうことだったのね！（ ; ; ）と私の中で大ちゃんへの共感の嵐が止まりませんでした。切ない…でもキュンとします。引き続き応援しています！！ (2020年8月20日 2時) (レス) id: e6f055e37f (このIDを非表示/違反報告)
まのか(プロフ) - 大ちゃんｓｉｄｅ完結おめでとうございます ＆ ありがとうございます！ どっちも読めて本当にうれしいｗｗｗ 4章も楽しみにしてます＾＾ (2020年8月19日 20時) (レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年8月8日 9時
