扉の先に【募集企画小説】

2話『葉影譲』 ページ4

その日は葉影 譲にとって最高の日だった


失くしたと思っていたお気に入りのヘアゴムが見つかり


美味しいと評判のパンケーキ屋さんのパンケーキを食べる事ができ


たまたま入った雑貨屋さんで好みの雑貨を見つけ無事に購入




そう、最高の日だった ついさっきまでは


今の葉影 譲の周りには見たことのない人達とウサギと名乗る者


そのウサギの説明はいつも高校のテストで副教科以外は欠点ギリギリの譲でもすぐにこう理解できた


厄介事に巻き込まれている、と


葉影 譲は最高の日が音を立てて崩れていくのを聞いた気がした

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