追 ページ46
不機嫌そうに私を見下ろすツッキーの背後には ゴゴゴゴと謎のオーラが見える。
ぶ、ぶつかったから怒ってらっしゃる……！
「ご、ごめ、」
「早くしなよ。先生くるよ」
ひょいと段ボールを持ち上げ、私の返事を聞かずに教室を出ていくツッキー。
って、
「待ってよツッキー！私ももつよ！」
ツッキーを追いかけて教室を出る。
「……
「おれも" うるさい山口 " 以外の声初めて聞いたかもしれない」
「それは極端」
.
「廊下でぶちまけられてもメイワクだし、君に頼んだのが間違いだった」
「いや、そ、それは……でもちょっとは持つ！」
「すぐつくし。うるさいから黙っててくんない」
「う……はい」
私はそこまで力がないわけではないはずだ。
部員全員分のドリンクが入った籠は余裕とまでは言わないけど持てるし、
つまるところツッキーが思ってたより力持ちってだけで。
持つものもなく言われた通りに口をつぐんでると、徐に「ていうかさ」と上から話し出す。
「君なんのために来たの」
「……それは私も思ったけど！一応私も仕事任されたし？」
「はいはい。じゃあそこのドアあけて」
「イエッサ！」
ここぞとばかりに素早くドアを開けツッキーに道を作る。
電気のついていない、日の光だけが差し込む部屋。そのはいってすぐ右側に段ボールを置く。
ツッキーは身体を起こすと、パキパキと肩を鳴らした。
「ツッキー肩こってんね。揉んであげようか？」
「は？別にーー……じゃあ頼むよ」
あれ？断られるかと思ったがやけに素直だ。というか、最初はそんな感じのテンションだったが。
まぁ肩揉むくらい別にーー突っ立ってるツッキーの後ろに回って、やっとツッキーの言動の意味がわかった。
「( て、手がつる……！ )」
ツッキーの身長は１８８で私は１４５。
頑張って手を伸ばしても掴むのが精一杯で、マッサージどころじゃない。
「早くしてよ。あー肩いたいな〜」
「確信犯め！！しゃがんでよ？！」
ププーッてバカにしてくるツッキー。
まったくもっていい性格である。
「……そういや」
「？」
「なに言いかけたの」
あー……そういえば途中で先生がきたんだった。
「やー、さ。大したことじゃないんだけど、
その、ずっと友達だと思ってた子に告白？されて」
→
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き(プロフ) - 愛さん» ＾＾＾＾＾＾ (2020年2月24日 14時) (
レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 赤梟ってもしかして！！.... (2020年2月24日 13時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - みゆみゆさん» ありがとうございますううう！！こちらからお願いしますはアマゾン不可避です (2020年2月23日 15時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆみゆ(プロフ) - もちろんです！というかこちらからお願いします！ (2020年2月23日 13時) (レス) id: a635d8fb67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - みゆみゆさん» ほわあああ！！！ ありがとうございます！！か、可愛くなってる……あの、作品内で紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2020年2月23日 12時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きたの | 作成日時：2020年2月17日 12時
