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「Aいくぞ！」
「……うん！」
体育館はシンと静まり返ってしまった。
そんな中、翔ちゃんは私の手を掴んで、走り出す。
「おれ、レシーブ上手くなりたいんだ！だから、教えてもらう！絶対！」
翔ちゃんの目はキラキラしていて、楽しそうだなぁって思う一方
何で私連れてこられたんだろうって疑問に思う。
私も西谷さんを引き留めたかったけれど、何の事情も知らないはずの一年生が出しゃばっても何で思われるか……と流れに任せるつもりだった。
けど
「レシーブ教えてください！！」
西谷さんの後ろ姿を見つけた瞬間、体育館にも聞こえる声で言う翔ちゃん。
すごいな、って思う。
「ニシヤさんリベロですよね！守備専門の……」
「翔ちゃん、ニシ
「あっ、ニシノヤさん！」
西谷さんは少し振り返って「なんで俺がリベロだって思う？小っちぇえからか？」と翔ちゃんに尋ねた。
「えっ？いや、レシーブが上手いから……」
翔ちゃんはさも当然のように、けろっとした顔で言う。
「だってリベロって小さいからやるポジションじゃなくて、レシーブが上手いからやれるポジションでしょ？……あっ、ですよね？」
小さい人はリベロ。
誰も言わないけれど、そんな風潮は確かにそこにある。
それを、西谷さんも過去に言われたことがあったのだろう。だから聞いた。
けど翔ちゃんは、生憎バレーボール初心者。
「お前よくわかってんじゃねーか」
「あと、キャプテンが" 守護神 " って言ってたし！」
「しゅ？！な、そん、なんだソレ、そんな大袈裟な呼び方されたっておれは別にっ……ホントに言ってた？」
守護神と聞いて明らかにソワソワし出した。
翔ちゃんと私は顔を見合わせて、頷く。
「「言ってました！」」
「そっ！……そっか、そ、そんなかっこいい名前で呼んだってな、俺はなぁ、そ、そんな簡単に！」
……もうひと押し、かな！！？
「私、バレーを見るのが好きなんです。だから去年からずっと西谷さんのこと見てました！どんな球でも拾って、諦めずに何回も、しかもしっかり菅原先輩のところに返して」
「！！……おいおいまじかよ」
「はい。レシーブはバレーにおいて一番大事なことです。でも、
翔ちゃんはなりたてのＭＢです。いっぱい跳べますが、他は初心者だからレシーブも下手くそなんです」
→
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き(プロフ) - 愛さん» ＾＾＾＾＾＾ (2020年2月24日 14時) (
レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 赤梟ってもしかして！！.... (2020年2月24日 13時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - みゆみゆさん» ありがとうございますううう！！こちらからお願いしますはアマゾン不可避です (2020年2月23日 15時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆみゆ(プロフ) - もちろんです！というかこちらからお願いします！ (2020年2月23日 13時) (レス) id: a635d8fb67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - みゆみゆさん» ほわあああ！！！ ありがとうございます！！か、可愛くなってる……あの、作品内で紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2020年2月23日 12時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きたの | 作成日時：2020年2月17日 12時
