途 ページ20
私の悪いところ。
好きなことを語り出すと止まらない。
最近はだいぶ直ってきた方だった。話す前にちゃんと考えれるし、伝えたいことを簡潔にまとめて喋ったり。
でも久々にバレーについて話せる人が見つかって、口が止まらなかった。
「ご、ゴメンナサイ！バレー大好きなんです……見る専ですが……」
「ほんとにただのマネージャー？」
「ハハハ、すごい洞察力だな。それに記憶力」
「
.
「日向！マネージャーになったよ！」
三年生のマネージャーさんが来るまで、私は見学をさせていただくことになった。
先輩に断りを入れてから、体育館の外に出る。
「A！うおおお！！まじか！？」
「うん、でも"仲間の自覚"ができるまでなかに入れられないって」
「うぅ……だよなぁ。でも考えたんだ！先輩たちと２ｖｓ２を申し込んで、勝ったら入れてもらう！」
先輩と、２ｖｓ２？
んな無茶な、と言いかけて、それに、こちらを睨んでいる影山くんも同意している可能性が高いとみて口をつぐんだ。
「そっか、が、がんばって……」
「おい」
「！は、ハイ」
絡まれないうちに戻ろうって思ってたのに。
トーンの低い声に、背筋が伸びる。
「中学と同じ生温い気持ちでマネージャーなんかやってたら、足手まといになるだけだぞ」
「なんだとっ！」と私より先に翔ちゃんが反応する。
中学と同じ、生温い。
確かにそうだ。彼が私のなにを見ているのかは分からないが、私にマネージャーとしての力はほとんどない。
でも。
「翔ちゃん、大丈夫」というと、翔ちゃんは影山くんに威嚇するのをやめた。
影山くんは眉をひそめ、私を見る。
「たしかに影山くんみたいに強い思いがあってやってたわけじゃないけど、少なくとも
中学も今も、生温い気持ちなんて一つもないよ」
「……！！」
そーだそーだ！と翔ちゃんが私の発言を押してくれる。
が、そんなの耳に入らないくらい私は焦りでいっぱいだった。
勢いで口走っちゃったけど影山くんはにやって笑うだけで良くわかんないしこれから一緒にやってく仲間なのに仲良くなれそうになくてつらい。
「じゃ、じゃあね。２ｖｓ２がんばって」
私はそう言い残して体育館の中へと戻った。
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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年11月8日 6時) (
レス) @page46 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
きゆ(プロフ) - 初見です。2対2じゃなくて3対3だと思います (2021年3月1日 17時) (レス) id: 9c57069532 (このIDを非表示/違反報告)
葉紅(プロフ) - きさん» ありがとうございます！！めっちゃ嬉しいです！これでも良かったらお願いします！笑 (2020年5月14日 15時) (レス) id: 915a610475 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - 葉紅さん» うわあああすっごいかわいいです！！アレンジが素敵すぎます……。花松コンビ！なかなか出てませんでしたね……宮城組出せるときに出したいです！ありがとうございます！作品よかったら紹介させてください！ (2020年5月14日 8時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
葉紅(プロフ) - きさん» 色塗り出来ました！！ https://uranai.nosv.org/u.php/novel/9e8700f73a1/ です！！松花コンビ好きなので夢主ちゃんを狙ってるグループに入れて欲しいなぁ、とか思ってます！( 更新頑張ってください応援してます！！ (2020年5月14日 0時) (レス) id: 915a610475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きたの | 作成日時：2020年2月9日 18時
