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「え、なんで…」



重岡「オカンのミスやな。」





部屋に戻ると、俺はAと同じルームで寝ることになっていた。



間違えて、3部屋予約してしまったらしく





オカンとオトン


Aのオカンとオトン


そして俺とAという


意味わからん采配になった。







Aは繋いでいた手を離した。






「…大毅」



重岡「何」




「今、変なこと考えたやろ」








重岡「は、え、ちょ、変なこと考えてるわけないやん!」



「変なことって何?」




重岡「お、お前さぁ」





慌てる俺を見て笑うA。





「しないから」



重岡「お、おう、上等や」






何が上等や、や。





Aはベッドに潜り込んだ。






そのまま寝るつもりっぽい。









重岡「なぁ」



「…何」



重岡「やらへん?」



「アホか、やるわけないやろ」






ちぇ。




なんやねん。


せっかく2人きりやのに。




なんで乗り気やないねん。





さっき、やっとの思いで告白して


恋人になれたばっかやのに。


この興奮を抑えられない俺はどうしたらええねん。







諦めて、俺も自分のベッドに潜った。




その10秒後







重岡「…え?ちょ、は?」



背中で音がするから体勢を変えると、目の前には俺のベッドに潜っているA。





「一緒に寝よ。冷え性やねん」




そう言って、足を絡めて俺を抱きしめながら


目を閉じるA。





足つめた。




Aが至近距離におる。




いや、A大胆すぎるやろ。


いや、俺としては嬉しいんやけど…!



浴衣やから少しはだけていて胸も見える。







いやいや、俺の理性が…。



ちょ、もうあかんわ。



ホンマに、Aのせいやからな。






俺は、Aにキスを落とした。






それに気づいたAが目を開けて俺を見る。









2人だけの空間に




色っぽい声。




肌が重なり合い








俺たちは









お互いの未経験を卒業した。

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作者名:きい | 作成日時:2021年1月8日 0時

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