烏野2年の孤爪さん その5

カラスが180羽 ページ2

夢主side






犬岡くんがサーブになった




つまり、犬岡くんは後衛に下がり、代わりにクロが前衛に上がってきたということだ





クロは翔陽を、翔陽はクロをジィっと見ている






日「(あのデカつんつんが後衛に下がると、こっちのトサカヘッドが前衛...)」

日「(デカつんとの勝負は楽しいけど...こっちは怖い...)」







完全に翔陽が怖がっているではないか(白目)







黒「20センチ以上の身長差で犬岡と互角以上に戦うなんて、すげぇなチビちゃん」

日「ぬぁっ！！チビって言う方がチビなんだぞコラ！！」






翔陽よ、その謎理論はせんせーもよく分からない







そして翔陽を萎縮させ、弄り、ちょっとキメ顔をするクロになんだか腹が立った私







『...芝山くん、ボールちょうだい』

芝「え？あ、はいっ！ど、どうぞAさん！」

『ありがと』







芝山くんからボールを受け取ると、私はスっと構え、クロのヘラヘラしてる頭に向かってぶん投げた







黒「いでっ？！？！」







べシッ！！



と、子気味良い音を響かせ、見事クリーンヒット

これには、両チームも唖然としている







なお、研磨、やっくん、海さんは「ﾌﾞﾌｯ」と小さく吹き出していた







黒「ちょっ、おいコラAちゃん！！いきなり黒尾さんの頭ににボールぶつけるなんて酷くありませんこと！！！」

『うるさい、翔陽怖がらせないで、翔陽いじめて楽しむな』

研「そーだそーだー、翔陽見てニヤニヤするな変質者ー」


黒「くおぉら研磨ぁ！！お前は面白がってないで主将の心配してっ！！監督も！Aになんか一言言ってやってください！！」

猫「この距離から頭にヒットさせるなんて、Aいい腕してんなぁ」

『それほどでも』

黒「カントクっ？！？！」








と、まあ茶番はこれくらいにしておいて...



今、飛雄が翔陽をとっ捕まえて、何かを伝えている









...多分、クロは翔陽の変人速攻に対応してないから、次は普通の速攻じゃなくて、変人速攻を仕掛けてくる気だ









犬岡くんのサーブ、キッチリ拾い上げ綺麗なAパスをだすノヤ


私の予想通り、変人速攻を使い点を決める翔陽








影「っし！」

日「っひょ〜！やっぱこの感じ気持ちぃ〜！」






クロは鳩が豆鉄砲くらったような顔をしていた


でもすぐに冷静になり、いつものような不敵な表情にもどるクロ






黒「それじゃあ...取り返すか」

研「」ｺｸ








クロ、なんかやるつもりだ

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