カラスが21羽 ページ23
夢主side
恥ずかしくても、目だけはそらさないよう努力する。
人見知り改善の為の第1歩だ。
するとノヤは、すぅっと息を吸い口を開いた。
西「お前、すっげぇ可愛い顔してんだな!!!」
『ヒェッ..///』
ノヤはそれはもう大きな声でそう叫んだ。クラスの人達がこっちを凝視するくらいには大きな声で...
ただでさえ顔が近くてドキドキしてるのに、大声で可愛いと言われ、更にはクラス中の視線を釘付けにしている。
『...ふ、ふぇ〜...///』プシュー
もう茹でだこ状態だ。
西「いつも前髪で隠れてっからわかんねぇけど、可愛い顔してんな!!そっちの方が前髪あるより、シャキッとしてていいじゃねえかよ!!」
「わーっはっはっは!」と笑い、肩をバンバン叩くノヤ。
じ、地味に痛い...。
西「潔子さんとはまた違った感じでいいな!!明日からもその髪型で来いよ!!絶対その方がいい!!」
『う、うん...わ、わかったから離れて...クラスの人からの、視線が痛い...』
西「おう!あっ、現文の準備しねぇと!!」
颯爽と後ろのロッカーへ行き、教材を取りに行くノヤ。
元々そうだったけど、嵐のような人間だな...
大勢の人がいる中で、恥ずかしいことを大声で言えるノヤはある意味凄いと思った。
もはや漢らしさを見せつけられた気がする...
『...昼休憩の時間内だけで、こんなに疲労感貯まるなんて...一生無いだろうな...』
ボソッと呟いた瞬間、授業開始のチャイムが鳴り始め、私の気持ちは授業モードに切り替わった。
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ー放課後ー
授業が終わってから10分。
他のクラスの人たちは、部活やら用事やらで早々に帰って行った。
この教室にポツンと、取り残されているのは私だけだった。
月曜日は進学クラスの仁花は7時限まであるため、時間を潰さなければいけない。
ノヤとの勉強会で暇を潰そうと思っていたのだが...
西「あ、今日ママさんバレーのとこ行ってくるから、勉強会無しな!!」
と言われ、帰ってしまったのだ。
『...何しよ』
うーむ...スマホゲーは今熱中してるものはないし、他のゲーム機を今日は持ってきていない。
...学校探検でもするか?この学校に1年いるけど、全く学校の構造把握してないし((
適当にブラついてみよう...
孤爪A、ぼっち校内探検します。
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死柄木朧(プロフ) - せんせー。さん» え、ありがとうございます!どこで式挙げますかね (2022年6月1日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
せんせー。(プロフ) - 死柄木朧さん» レス遅れて申し訳ない!!ありがとうございます!!!!結婚しましょう!!! (2022年6月1日 19時) (レス) id: 420ddb3e24 (このIDを非表示/違反報告)
死柄木朧(プロフ) - イラスト神すぎません?!いや神ですマジ羨ましい…結婚してくだs……すみません調子こきました (2022年4月10日 21時) (レス) @page2 id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
せんせー。(プロフ) - さくらもぉちさん» そう言っていただけるとモチベーションバク上がりします!!!! (2021年10月18日 14時) (レス) id: 34ba8f3c5f (このIDを非表示/違反報告)
さくらもぉち(プロフ) - イラストめっちゃ可愛いです。想像していた女の子の倍可愛すぎて悶えてます。 (2021年10月18日 1時) (レス) @page2 id: 00493a13a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せんせー。 | 作成日時:2021年1月7日 5時