さあ行こう！鬼滅の刃の世界へ！！

24話目 ページ26

『こんにちは…』


時透「遅いよ。そんなのでこの先どうするの？そのちょっとの時間で人が救えるかもしれないんだよ？」



『…すいません』


うわ毒舌！辛辣！


…年下だよね？



時透「とにかく早く準備して。お館様の命じゃなかったらこんなのやってないんだからね」


『…は、はい…』



＿＿
＿



時透「まず、向かってきて」


『はい』



私は足に力を入れて型をくり出す

『雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃』



時透「！(は、速い…雷の呼吸？違う呼吸みたいだったけど…)」


『ッ…』


避けられた！

やっぱり…実力は伊達じゃない！


踏み込みは蟲の呼吸を真似してみたんだけど…



いなされた刀は素早く左手に持ち替えて左側から攻撃を出す

『水の呼吸 肆ノ型 打ち潮』


時透(呼吸が…変わった！？ふぅん…面白いね)


今度は刀で受け止められたので、体術を使ってみる

右手を地面につき体を持ち上げ、足元に仕込んだ刃を出して下から上に蹴りあげるがかわされた

そして、今度は両手を地面について体を回転させ時透さんの足を取る

その反動で着地し、右手に持ち替えた刀で斬りかかるが、既に体勢を立て直した時透さんに腕を掴まれて投げられてしまった


(一筋縄ではいかないな…でも、刀握ってまだ1ヶ月ちょいくらいなんだよね？すご…)


時透(すごい…入隊前なのにここまでの人は初めて見た…体術も剣術と同じくらいできるんだ＿そろそろ実力も分かったし…)


『！』


時透「霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り」



うわ、速！この流れる感じ！すごい！！









時透「＿はい」


時透さんの刀は私の首に当たりそうなところで止まっていた


勝負ありってやつだね



『参りました…』





時透「すごいね…」



『え？』


時透「ここまでできるなんて思わなかった。丁度いい鍛錬相手になるね」



『…あ、どうもありがとうございます』



私がそう言うと時透さんはジト目で見てきた

…え？




時透「気に入ったよ。名前なんだっけ？僕すぐ忘れちゃうんだ」


『雪城Aです』



時透「分かったAね。A、僕の名前は分かる？」


『時透無一郎さんですよね？』



時透「うん。さん付けしないでね」


『え？』



時透「じゃあ厠行ってくる」



え？

25話目→←23話目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す