＿７章＿哀れなウサギ＿ ページ46
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「どうして お前はここに来る？
もう…
……僕に構わないでよ」
そういうと
少し悲しそうな顔をしたが
直ぐに いつものおどけた…
感情の読めないような顔をした
「え〜〜♡
白ウサギたんが
ボッチになって
シんじゃったらイヤだもん♡」
「……あ そ」
「あらあら？
いつから君は
そんなに可愛気が無くなったのかな〜♡」
僕の顎を持ち上げ
艶やかな笑みで見つめてくる
「やめ…っ//」
「昔はあんなにゾッコンだっのに〜♡」
「何わけのわからないこと…
だ…だ 大根？
僕は大根になった覚えはないっ//」
「も〜
ホントに可愛いなぁ
僕の白ウサギたんは♡
わざと？」
ニヤニヤした顔を僕に向ける
ちょ…ちょっと怖い
「やめ…//
くっつくな 帽子屋っ」
僕と帽子屋の間を誰かが割って入ってきた
「もぉっ 帽子屋さんっ！
アリスのウサちゃんに
ちょっかい出さないで！」
「ごめんごめん♡」
「ふーんっだ！」
彼女は僕に懐き
ネコを被る
……当たり前か
だって僕に"生命が握られてる"んだから
「ウサちゃん」
その代わり
期間中は僕を自由にする権利がある
お互い様か…
「うわぁ 見せつけてくれるねぇ♡
白ウサギ
これは僕へのあてつけかい？」
はぁ……
僕 インドア派だから
肺活量ないんだよね
長いキスが続く
窒息するって
みてないで…助けてよね
「あ〜あ
ウサちゃんフラフラになっちゃったぁ
悪い子〜」
「アレだけして置いて
息切れしていない君の方が恐ろしいよ♡
182人目には手を焼いているだろうねぇ」
「そう？
最期のチャンスに
あんな可愛いオモチャ与えられて
何もしない人なんていないんじゃな〜い？」
「確かに…
何しても"仕返ししてこない"ことを知ってたら
精神的にも"身体的"にも
立てない体にしてるかもね♡」
「そんな趣味あったんだ〜
き〜も〜い♡」
どっちも…
…なんか気持ち悪いよ
「でも…
彼の中で"君を助ける"可能性は減るよ」
「どうせ 彼は"アリス"にしてくれないわ」
「そんなこと…」
「呼んでくれないもの…
それに181人目までが証明してるわ」
不快感が僕を襲う
「せめてこの時を
＿＿＿楽しまないと」
不気味な笑い声が響く
アリスは僕を逃がさない＿＿＿＿
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舞華鳥(ﾏｲｶﾁｮｳ)(プロフ) - あづめ.さん» ありがとうございます！！ 今回の作品は1年間練った様なものなので楽しんで頂けると嬉しいです☆ (2019年2月18日 19時) (
レス) id: 1fb8c4817e (このIDを非表示/違反報告)
あづめ.(プロフ) - 舞華鳥さんの学園アリス大好きです！今作も楽しく読ませてもらいますヾ(*´ー｀*)ﾉ (2019年2月18日 19時) (レス) id: cefdfa88b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞華鳥(鳴海・LＭ・はるか) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/dasakusha/
作成日時：2019年2月16日 19時
