華麗なる奇術師たち 1【怪盗キッド】 (ページ7)

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7:鈴木財閥のパーティーにて2 ページ7

「誰だぁ？あいつ」

「探偵みたい」

「あー、彼は白馬っていう探偵じゃよ」

財閥のおじいさん自ら依頼したのに他人事だ

「おじ様、今度は探偵を雇ったのね
彼もハンサム～」

「ぁ、イギリスで名推理して有名の探偵、この間新聞にも載ってた人ね」
お嬢様の親友らしき人がいった

するとその人が振り向き、声をかける
「17時35分07秒ｺﾝﾏ23……貴女に会えたことを嬉しく思いますよ、お嬢さん」

といってお嬢様じゃない親友の方の手をとる

「えっと…あの…初めまして…友人の招待で来ています？」
とても困った顔をしているが、振り払えないらしい

「お兄さん、お嬢さんならこっちだよ？」
と男の子が何気に二人を引き離していう

「分かっていて言ったのですが苦笑」

「ごほん、でこれがいっていた宝石じゃあよ」

とわざとらしく咳をしていう財閥のおじいさん
…とにかく早くみせたいようだ

(おっとspotlightに夢中になってる間に行きましょうか、準備と確認を

ぁ、私はキッドじゃない
いきなりショーを頼まれたRUIです
さっきからずっと様子みてたんですよね…

っていうか関係者なのはわかるけど
こう注意しながら確認とかね
疲れるんだけど
別に悪いことやってるわけじゃないのに
あーできるだけ人と関わりたくないなあ
特にあのキザな探偵さん
正直なに答えればいいのか分からないから、めんどくさい)

RUI side

さっさとステージについて確認を始める

(おじいさん、
お願いだから十分な時間稼ぎしてよ

…頼むから)

まず自分だけじゃどうにもならないところからチェックを始める

(照明……マイク…
…まぁこんなもんか…もっとテストしたい
あとで再確認を頼もうかな
できるだけ暗転は暗い方がありがたいから
暗幕を用意してもらおう

今回は急な営業だから軽いものでもいいって言われてるけど
まさかのクラスの子がみてるし、白馬探偵もキッドもいるだろうからな

これは私の名誉上いや安全上、しっかりやらないといけないパターンだなぁ…

正体バレたら学校に行けなくなるかもなんだよね

自分の芸はいつも練習してるからやらないけど
場所の確認はしないと…
あ、この台…)

歩き回り確認する

(と…あータイムアップか
降りてきたみたい
とりあえず、台がガタついているからストッパーを用意っと
軋むと気が散るんだよね

てなわけでそろそろお面も被らないと、にキャラぶれしないようにRUIの表情をしなくちゃ、ご令嬢の夢を壊したら可哀そうだしね)