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26:狸寝入り ページ26

そんなこんなで、暫くすると同じクラスの子達がぞろぞろと来たみたいだ
喋り声がした


彼は「ヤベッ!」とかなんとか言いながら
隣のベッドに寝に行った

で、直ぐに帰ってきて
「これ、倒れたときにとれたメガネ」
ってメガネを渡された


(ぁ……私、メガネつけてなかったんだ…
まぁ、伊達だからなくてもいいけど)


そそくさと、寝ないといけないのに寝てなかった子供のようにベッドに入っていった

(…全くしょうがないな笑笑
まあここまで連れてきてもらったみたいだし助けてあげるか…)


「ぁ……あれ?…みんな…」
私は、カーテンの中から声を出す


「ぁ……Aちゃん、大丈夫?」
直ぐに青子ちゃんの声が聞こえてカーテンが開いた

「…私……は?…」嘘臭い芝居をした


「一時限目始まる頃に急に倒れちゃったんだよ?
覚えてる?」


「……?」


「あれ?…もしかして今起きたの?
快斗がAちゃんここまで運んでいったんだよ?」


「……黒羽君が?…私を……?」
(うわ、ちょっと待って…これクラスの子達の前で
堂々と抱えられて運ばれたってことだよね?

こう考えると物凄く恥ずかしいんだけど…)
顔が熱くなってきた気がして戸惑う


「黒羽君、何で私を運んだの?」


「ぇ?いや、何でって…」


「……私、彼と喋ったことないから」
本当は分かってる、彼が私が疲れてるって知ってて
疲れをとるために寝させてくれたんだって

だけど今は状況を知りたい…
私が寝てる間の状況も

何より冷静になりたい私らしく


「青子もそれは知らないけど…
ほら、快斗ああ見えて優しいから!
それにAちゃんみたいな可愛い大人っぽい女の子好きだし…
あ!そうだぁ!何かされなかった?
快斗、変態だからさ!
もしなんかあったら青子が箒でひっぱたいてこらしめてあげる!!!」

(お?? 何この状況…分かんない苦笑
そしてどことなくあのけーぶさんと似てるし

まぁ、親子だからかな笑
いや、まず助けてもらったからそんなこと言わないであげて笑)


「……?大丈夫…多分…
というか分かんない、寝てたから…(苦笑」

これでも私らしく冷静に淡々としゃべるけど、ツッコミ入れてしまう頭が行動が伴ってない私苦笑してしまう


「ぁ、早とちり過ぎちゃった…ごめんなさい…」


私の芝居に気付かない青子ちゃんは私を心配して…
なんか少し申し訳なかった

(でもこうしないと…
彼と今まで話してたのバレちゃう……あれ?
何で隠さないといけないのかなぁ…)

27:彼は人気者→←25:どんなに若くても



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設定タグ:怪盗キッド , 名探偵コナン , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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魔理沙(プロフ) - はい! (2015年3月18日 23時) (レス) id: 243fc5b385 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - パート2でもよろしくね (2015年3月18日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - あはは苦笑 頑張って(>_<)/~~ そんな君に続編のお知らせだよ~ (2015年3月18日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙(プロフ) - また、明日が、来る~。゚(゚´Д`゚)゚。 (2015年3月18日 22時) (レス) id: 243fc5b385 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - お疲れさん~ (2015年3月18日 21時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラズリー | 作成日時:2015年3月8日 16時

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