華麗なる奇術師たち 1【怪盗キッド】 (ページ22)

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22:RUI様ついに…… ページ22

A side

(はぁ～寝たいよ……体が重い…

家に着いたときにはもう日付が越していたし
学校は本当は休みたかったけど、
昨日のメンツじゃあさすがに休めないし

出来ることなら今すぐ突っ伏したいけど
学校の私では皆勤賞ど真面目キャラで無理だし)

御掛けで本を読みながら(読んでるフリで)
寝るワザを身に付けた

(あれ？次の授業の資料集が

ロッカーだわ…)

取りに行くのを完全に忘れていた

急いで取りにいくが
案の定、チャイムがなって先生が教室に入るのがみえて走って教室へ行く

(何でこういうときにロッカーが外にあるかなぁ…

頭が痛い……只のほんの少し走っただけなのに)
ドアを閉めて席に向かう

(先生がごちゃごちゃいってるし…とにかく急げ…)
自分の列で曲がる

[ドクン…]
(ぁ……)

頭に痛みが走った瞬間…
私はそのまま倒れていった…

……

Kaito side

そんなこんなでもう一時限目が始まる

そしたら大彌Aが物凄い勢いで立ち上がった
廊下のロッカーに走って行く

「な、なんだ？？」

すぐに先生が立ち替わって入ってきた
(歴史か…正直歴史は覚えるだけだし
授業とかいつも寝てるし
寝る時間があって嬉しい笑)

そんなこと思ってたら大彌Aが教室に入って来て…

「おい、今だれだ？？
あぁ、大彌か…珍しいな…遅いぞ！
早く席につ…！！！」

先生が驚いた表情をしている
何事かと思って右を見た瞬間…アイツが真横で倒れていくのが見えた

そして気付いたときにはその体を支えていて…

彼女は静かに俺の腕の中で眠っていた
何だろうこの感覚…

「…っ！…おい！おい、大丈夫か！？」
気付いたら先生がおっきな声で叫んでいた

こうしてはいられない

俺は彼女を抱えて
ただ、
保健室に連れてきます

そういって教室を飛び出した

保健室に着いてベッドに寝かしてやった

保健の先生からどうしたと言われて、
急に倒れたというと原因じみたことを聞かれた

(いや、知らねーし
他人の体調なんて…)

そう思ったがはたと気付いた

(俺は知らない訳でもないんだ…
むしろ知っている方かもしれない…

昨日、そのまま俺は帰ったけど
彼女はそのあと記者会見、KIDに会った感想とかなんとかで、マスコミに付き合わされたんだろう…
随分大変な生活送ってるんだな
宝石探しているとも言ってたっけ？
spotlightだったな、確かあーゆー宝石はビッグジュエルのほうが多いんだった気がする
もしかして俺と同じで探し回ってるのか？)