華麗なる奇術師たち 1【怪盗キッド】

21:盗み聞きからの答え ページ21

そう考えたら１人浮かび上がってきた

物静かであまり目立たとうとはせず、
いつも独りでいる彼女


大彌 A


……


「ボーッとしても失敗しないのが凄いね」


「探偵さんにバレたら一大事ですよ？今日此処に来たら君ではないかと疑われるんじゃないかと
気が気でこちらも少し落ち着かないのですが笑」


「…君は何を探してるのですか？」


「宝石、その中の何かを探してるのではないのでしょうか？」
……



次々と浮かんでくる言葉…
彼女とアイツが同一人物

(ったくアイツにはやられっぱなしじゃねーか…

このままやられっぱなしなんてことは恥だな…
親父のためにもKIDとしても……俺自身も
何かいい案はないものか……)

そんなことを考えていたら、ある言葉も思い出した

……

「最近忙しくてうんざりしてます
ただやるだけならいいですが、
インタビューとかパーティとか…
ストレス溜まるのが本音です」


(…アイツは自分の意思じゃなくても、あの仕事をやってるってことか？

ならばいっそ……)



……
翌日、俺は遅刻しそうになったけど、ねみーのを堪えて学校に行った



「恵子、おはよー」


「おはよう、青子
RUI様の昨日の会見みた？」


「みたみた！！凄く格好良かった〜」


「KIDと初お喋りしたらしいじゃん、
『同じマジックをやる身としてとても勉強になる人だった』
って言ってなかった？」


「あんな腰抜けKIDとRUI様とは全然比べ物にならないって( 〃▽〃)」


「あーそうじゃん、青子見に行ったんだよね！どうだった？？」


「えっ……えっとねー(///ω///)…

ぁ、快斗!!!遅い!!!」
といつものごとく青子が吠える


「へぇ、珍しいわねぇ…今日は学校にくるのね」
紅子が近くに寄ってきていう

「出没した次の日は滅多に学校に現れないのに」


(るせーよ、知らねーし)
軽く睨んでから席に座る

ふと前をみると俺の席の列の前から２番目、
大彌Aが座っていつもの如く本を読んでいる


(アイツがRUI…
まさか同一人物だとは思わねーよな、
裏表ありすぎ、違いすぎだろ

…ってか俺のウエイトレスだけ笑われものとか…
なんかしゃくにさわるんだけど苦笑

白馬は…お疲れ様ですwwww
完全に寝てもらいましたねkkkk(シテヤッタリ
名探偵もいて白馬もいてとかね、勘弁だし


で、青子は…RUIの話をしまくってる笑笑
けど大彌が同一人物、クラスの女子って知ったら軽くショック受けるだろうなぁ笑
それはそれでクラスごと楽しいことになりそうだ笑)

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