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3:何気ない日常2 ページ3

クラスの1人が傍らで本を静かに読んでる女子に聞いた




「ねぇAはRUI様のことどう思う?」



「どうって…
胡散臭そう?」



「そうじゃなくて!」



「なんか優しそうな顔やそういう甘いこといって、実はそうでもなかったりしそうだから」


「っRUI様に限ってそんなこと」


「会ったことないし、ないとはいえないよ?」
そういうと彼女は本を読み始めた


「…Aはきびしいなぁ(苦笑) 」

「ま、まあAの言いたいこともわかるよね
でもそれはキッドもだよねー…色々盗んでるし」


「でもキッドって盗人の割には善人っぽいし、
あれ盗むというより拝見しに参上してますって感じゃない?」


「キッドは、泥棒だから悪人に決まってるでしょ!」


「ちょっと、青子、落ち着いて」


「だってぇ、うちのお父さんをいつもバカにして」

「でも人の心は盗んでいくよ?」

「それRUI様もじゃん」

女子トークはヒートアップする


「はぁ…」



そのちっぽけな争いの中、やっと自分が
会話の中心からずれたのにほっとした人がいた

誰も知らない。話題はまさしくその人のことであることを





「はい、今配られたアンケート、後ろから回収して。ちゃんと順番が揃うようにな」


(ったくかったるいな、心のアンケートなんて
しかもなんだよこの選択肢

過去に自分を置き去りにしてしまった気がする ってわけわかんねぇよ)


心の中で毒ついてたら、持っていたプリントを手からすりとられた。


「これ、いい?」


「お、おう…」


大彌 Aが立っていた。


「ごめん、考え事してた(焦」

大彌はじっと俺を見つめてから、くるっと背を向け、教卓に行った。


(……!!!)

行く前にちらっと毒つかれたのを俺は聞き逃さなかった。


(なっ、なんだよっあいつ)


そう思って何気なく机の散らかしてあったプリントを集めた


(?!!!)


プリントの間によく使っているトランプがはさんであった。


(なんでこんなところに…
確かに俺のだけど、これ使ってないぞ最近…)


何気なく裏をみたら付箋が貼ってあって
"鞄の隙間から落ちたの目撃"
と書かれてあった。


(…誰がこんなこと!!!)
このトランプは普通のトランプではなくていわゆる、細工のあるトランプだった。


(やっべー、誰だ?これを挟んだやつ…
白馬?それとも紅子?でも席遠いな
青子なら目の前で渡しそうだし
鞄開けたのは授業始まってからだから

それより後俺に近にいたやつって…


あ!!!…)

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設定タグ:怪盗キッド , 名探偵コナン , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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魔理沙(プロフ) - はい! (2015年3月18日 23時) (レス) id: 243fc5b385 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - パート2でもよろしくね (2015年3月18日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - あはは苦笑 頑張って(>_<)/~~ そんな君に続編のお知らせだよ~ (2015年3月18日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙(プロフ) - また、明日が、来る~。゚(゚´Д`゚)゚。 (2015年3月18日 22時) (レス) id: 243fc5b385 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - お疲れさん~ (2015年3月18日 21時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラズリー | 作成日時:2015年3月8日 16時

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