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「一松兄さん、今日の夕御飯何ー?」


「トッティか。…肉じゃが。そろそろできるからみんな呼んどいて。」


「はーい。」




Aちゃんが引っ越してから半年。




…半年かぁ…。早いね、時間っていうのは。



「兄さんたち、そろそろ下に来いだって。」




居間でくつろいでるみんなに呼び掛けた。


「ういっす。」




その中に十四松兄さんの姿が見当たらなかった。



「十四松兄さんは?」


「えっ、知らねぇ…。」





どこ行ったんだろ…。



居間を出て、1つ1つ部屋を確認する。すると、廊下の突き当たりにある部屋の電気が付いてるのが目に入った。


そこはもともとAちゃんがいた部屋だ。




「十四松兄さん…?」


「ん?どうしたっすかー?」



案の定、十四松兄さんはそこにいた。



「そんな所でどうしたの?」


「アルバム見てたんだー。」


「アルバム?」




兄さんが開いている本を覗き込むと、そこには僕らが小さい頃の写真が貼られていた。


もちろん、その写真にはAちゃんも写っている訳で。




「楽しそうだね。」


みんなで笑いあってる所の写真。




「あい!……でも、小さい頃の時しか無い…。」


「え?」


「大きくなった時、みんなで撮ってない…。」





あぁ…。




確かに、集合写真とか、撮ってないや。




「お別れの前に、撮っておけば良かったね…。」


「そっすね〜。」







…。



「下に行こっか。」


「あいあい!」

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モノクロアリス(プロフ) - 一松loveさん» コメントありがとうございます!こんな兄弟ほしいなぁ、とか思いながら書いていましたw新作の方も頑張っていきますね! (2016年8月5日 8時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
一松love - 最後まで読ませていただきました! やっぱりいい兄弟だなぁ、なんて感じられる、とてもいい作品でした! 新作作り、頑張って下さい! (2016年8月5日 6時) (レス) id: 32fef2d71e (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - マリレイさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて、ほんっとうにうれしいです!新作の方も頑張っていくので、これからもよろしくお願いします! (2016年7月22日 7時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
マリレイ - この作品結構泣けました!!これからの新作作りも頑張ってください!♪ (2016年7月21日 22時) (レス) id: 976b590ba7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モノクロアリス | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年7月8日 22時

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