無気力系毒舌少女の憂鬱〜part2〜【おそ松さん】

68 ページ34

あぁ…眠い…。



今日はランニングしようかな、なんて思いながら早起きをした。


つなぎに着替えて、髪をある程度整えたら、水を飲むために下におりる。




そして、台所に行って水を…








「……んっ？」



ソファに二人いた？






うん、いたよね…





スルーしかけたけど、またリビングに戻る。




そして、ソファに目をやる。






「嘘ー…」



確かにね、仲直りしたよ。…だからってこんなに早くにイベント発動的なことってある？






何で二人寄り添って寝てるのかなぁ…



あっ、電車で見かけるカップルだ。








…んなことあってたまるかぁい!!




…いや、僕、何一人でやってるんだろ…。カラ松兄さん並みにイタいわぁ…





「ん……？一松…？」


「んーん、違う。」




ごめん、闇松兄さんとは間違えてほしくなかったな。



「…カラ松…？」


「どうしてそうなった⁉寝ぼけてるからってやめて⁉トド松‼」





どうした、自称常識人。…いやうちの家にはいないな。常識人なんて。



「あぁ、トッティ。」


うん、トッティ。






「でさ、兄さん、聞きたいんだけど、何でここで寝てるの？」


「昨日の夜、いろいろあってさ。」





何があったのさ⁉鳥肌たったよ⁉




「おい、何考えてんだ。」


「ごめん、ちょっと血迷った。」


「…Aちゃんがさ、嫌な夢見たみたいでね。」


「へぇ…」





何でチョロ松兄さんに頼ったのかな、なんて、ちょっと嫉妬しちゃう。



考えてみれば、よく僕とチョロ松兄さんで慰めること多かったな、って思う。




「ってか、トド松早起きだね。」


「あー、ランニング行ってこようと思ってね。……行ってくるわ。」


「てらっしゃい。」

69→←67

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す