無気力系毒舌少女の憂鬱〜part1〜

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チョロ松side



はぁ…今日も、何にも収穫なかったなぁ…はぁ、このままニート生活…



嫌だ。絶対に嫌だ。




「カラ松…？それに一松とトッティ…出掛けるの？」


「あぁ。…ちょっとな。」




え、何か話しかけちゃダメだった感じ？





＊




「兄さん…？何やってんの？」


「やることなすぎて暇で寝転がってる。」


「それ、社会的にはすごーいダメなやつ。」





知ってるよ




そう呟いて兄さんは寝返りを打った。



「わかってんなら働けば良いじゃん。」





不意に後ろからAの声が聞こえてきた。




「あ、A……。ただいま…」




いつの間に後ろに来てたんだ…？
一応ただいまを伝えておく。



「……。おかえり。」



ニコリともせずに言った。…はぁ、嫌われてるなぁ…



絶対ニートのせい。





もうちょっとしっかりして働かなきゃいけないな…






僕が頑張る理由って、たぶん…いや、大方Aのため。良い職に就いて、見直してもらいたい。そして、また昔みたいに一緒に笑い合いたいから。





僕達がダメ人間になってきた頃からかな…。Aがこんな冷めた性格になったのも…





「…どうだったの？」


「へ、僕？」


「他に誰がいるの。」





僕しかいないね。



「頑張ってみたけど、やっぱりダメだった…。」





あぁ、どうせまた嘲笑われるんだろうな…






「そ…。お疲れ様。」




え……



「あ、あり…がと…」


「…？じゃ、勉強してくる。」




僕がキョドったらAは少し不思議そうな顔をした。いや、大方お前が原因だから!!




…なんて言える訳もなく



「あ、うん。頑張ってね。」


「……。」




おそ松兄さんが様子をずっと見てたなんて、知らない。

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