無気力系毒舌少女の憂鬱〜part1〜

04 ページ6

「起きろー。おそ松ー。長男だろこらー。」


「んー…あと５分…」


「うん、さっきっからそう言ってもう20分経ってるんだよね。」





あれからカラ松に手伝ってもらって、クズ長男以外は起こせたんだけど…




「起きろー起きろー起きろー起きろー…うわっ…」



ペチペチとおそ松を軽くビンタしてたら布団の中に引きずり込まれた。




「うるっさい…」



いや、そんなこと言われても知ったこっちゃないよ…





ってか、離してくれない…




「離して。」



「…………。」





え、寝たの？このまま？え、マジ何こいつ。




…しかも妙に力強いし…






「おそ松兄さん？Aちゃん？なかなか来ないから来てみた……ん…だけ、ど…？」



「あ、トド松。助けて。」






ちょうど良いところに来てくれたよ、トド松。さっすが真面目組。




いや、関係無いか…






「起きろ……このっ…」



お？









「クッソシスコン野郎がぁぁぁあああああああ!!」


「ってぇぇえええええええ!!」





おー。見事な放物線。




トド松の華麗なパンチが見事におそ松の鳩尾にはまって、おそ松が飛んでいく。



「大丈夫だった？何にもされてない？どこも触られてない？脱がされてない？」


「いやそんなエグいことしないでしょ。」


「いや、そんな奴なんだってば。」


「え…」


「え？」









………。




「トド松、下に行こっか。」


「うん、そうだね。」





「おい末っ子てめぇら!!」

05→←03

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す