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今日はとりあえず、Aに家の案内をして、1つ部屋を与えてやった。
「おー!私の部屋…!ありがとうございます!」
いったい、今までどんな生活をしていたのか…逆に心配になるような反応ばっかで…
ふと時計を見ると、もう7:30を示していた。
そろそろ夕飯…か…
「なぁ、そろそろ夕飯の時間なんだが…」
俺がAに夕飯のことを伝えとうとしたとき、荒々しく扉が開く音が聞こえた。
またあいつか…
「ヘイ!アーサー!そろそろお腹空く頃だろう?菊がお裾分けしてくれたから、かわいそうな飯しか作れない君にも分けてやろうと思ってね!感謝するんだぞー!HAHAHA‼」
「うるせぇ‼余計なお世話だ‼…あ、菊の飯は置いとけ。」
俺がそう叫び返すと、「まったく、素直じゃないんだからー」なんて聞こえてきた。
「すまん、うるさいのが来たが気にしないでくれ。」
Aは頭にハテナマークを浮かべながら頷いた。まぁ、行きゃわかる。
───────────────
俺がAを連れてアルフレッドがいるであろうダイニングルームに行くと、案の定あいつは大きな袋をテーブルに起き、立ち構えていた。
「来るのが遅いんだぞー…ヘイ‼その後ろのcuteなgirlは誰だい?まさか、君ゆうか「ちげぇよ‼行く宛が無いらしいから預かってるだけだ‼」
俺が、んな紳士の真逆なことをするか‼
「なんだよぉ、ビックリしたじゃないか。…俺はアルフレッド・F・ジョーンズ。君はなんて言うんだい?」
「私はA。今日からしばらくアーサーの家にお世話になります!よろしくお願いします!」
アーサーの所じゃなくて、俺のところに来ればいいのに…なんて思えるほど、Aはかわいい。
ぐぅ〜
自己紹介が終わったとき、誰かの腹の虫が鳴った。
「えへへ…お腹空いちゃった…」
Aの一言で夕食にすることになった。
「今日は菊がスシをお裾分けしてくれたんだぞ!いっただっきまーす!」
「あっ、ちょ!俺のも残せよ?」
「Aのはこっちにわけとくけど、アーサーは早い者勝ちだもんね‼」
Aは目の前で繰り広げられている、大人二人の子供らしい喧嘩を微笑ましそうに眺めていた。
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