おおかみ少女の最後の嘘【あんスタ】 (ページ9)

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赤髪の朱桜司という彼にエスコートされ、私は銀髪の青年の隣に座らされた。
反対の隣に彼も着席する。

円卓なので、オレンジの髪の青年とちょうど向かい合わせになっている。

「さて、と…」

目の前の彼が不意に立ち上がった。
他の青年の視線が自然と彼に集まる。

そんな中、その注目の的となっている張本人の視線はしっかりと私の視線を捕まえた。
エメラルドグリーンの瞳がキラっと光った。

「うっちゅー☆お前、宇宙人だな！身柄はこの船の船長である俺が捕らえた!!覚悟しろ！」

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＿＿＿＿＿＿＿＿は…？

ごめん、訳わかんない着いてけない。

助けを求めるように隣にいる朱桜司に視線を向けるも、苦笑を返されてしまった。

他の面々も呆れたようにため息を吐いたり、欠伸をしたりしている。

さっきまでの緊迫した雰囲気は一体どこへやら。

「…はぁ、王様、ふざけないでよねぇ？彼女、困っちゃってるじゃん。」

隣に座っている銀髪の青年が、ねぇ？と同意を求めるかのように私を見る。

アイスブルーの綺麗な瞳…
場違いなことを思ってしまった。

「そーんな冷めたこと言うなよぉ！面白みがある方がいいだろ？」

「それは王様だけだよ～…とっとと話してあげた方がいいって…ほら、こーんなに不安そうな顔してる～、あーあ、可哀想に…」

「あら、元はと言えば凛月ちゃんが連れてきたんでしょう？」

お願いだから私を置去りにしないでくれ。
全く話が見えない…