【刀剣乱舞】ちょっと待って？乗っ取られて出て行こうと思ったら思ったらレア5と初期刀と初鍛刀が付いてきたんですけど！？ (ページ27)

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ここから三日月視点過去編です。

俺の名前は三日月宗近。
どうやらここの新しい主は霊力が少ないらしく、ここへ呼んでくれた蜂須賀虎徹という刀剣男士が早足で新しい主に俺が来たと伝えに行ってくれる。

どうやら俺が初太刀だったらしく、同じ刀派の今剣や粟田口の短刀が多く、対して戦力はないと思った。

どうやら騒がしい声がする。
新しい主が来たようだ。

「俺の名前はみかづ...『きゃー！初太刀...。すごい格好いい綺麗！』...」

はっきり言おう。
テンションが高い系で最初はこの審神者と合わないと思った。

しかし、この審神者からとても心地よく、俺の霊力とマッチングしてて気持ちよく、澄み渡っている...そう感じるものがあった。

さっき蜂須賀虎徹から霊力がこの審神者にはないと言われ、それは嘘だと感じた。

彼女も自分が霊力が少ないと感じているらしく、『三日月さんが来てくれて助かったよ～』と笑う。

きっと自身の霊力を制御できず、身体に影響与えすぐに倒れたりするらしいが、俺の霊力が彼女の霊力を制御してくれるので、彼女も自然に俺と行動することが多くなった。

『三日月さーん！夕餉の時間ですよー！』

『お茶を飲んでいるんですか？隣...宜しいでしょうか？』

『ふふっ...三日月さんの横、落ち着きます』

最初以来俺に引け目を感じていたのか敬語で話していたが、俺が敬語は要らないと言うと途端にパアッと顔を明るくする。

『ありがとうございます！大好きです三日月さんっ！』

その顔に俺がやられた事はきっと主は知らないだろう。

お世辞にも俺より綺麗とは言えない童顔な顔。だけれどもその中に愛嬌があって無理に気取ろうとしない。

そんな主に俺が惹かれたのも当たり前の事だろう。

それから、俺と同じレア5の刀剣男士が来るようになった。

天下五剣の数珠丸、大典太光世。
そして刀の父の小烏丸。
池田輝政に見出された刀の大包平。

この4人といる時も霊力が安定しているようで、俺以外に楽に話せる刀が来て嬉しい反面、独占できなくなった嫉妬心も多少あった。

主が幸せだと思えばそれで良かった。

主の初期刀の蜂須賀も初鍛刀の小夜左文字も彼女の霊力に影響されて格段に強くなっていてよく主の隣にいる。

あまり他の刀剣男士には笑顔を向けないが、それでも他の刀剣男士を大切にしているということはひしひしと伝わって来る。

そんな矢先、あの事件が起こった、