鬼退治には黍団子が必須です。[鬼滅の刃]

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日々の鍛錬は、それはそれはキツイという一言では言い表せられないほどで。






「はぁ…はぁ…っ」

「まだまだ行けるじゃろう、私はまだやれるぞ、ほら立ちな」






自分よりも歳を重ねているはずのおばあさまは、
自分よりもずっとずっとピンピンしていた。






「仕方ないの、休憩にでもするか」

「ありがとうございます…っ」

「その前に腕立て伏せ100回じゃ。そこの兎たちよ、Aの見張りをしとくんじゃよ」

『承知しました！』

「ひぃ…っ」






今までの生活とは全然違った。…勿論、良い意味で。



鍛錬を重ねる日々。




その中でもおばあさまは、飴と鞭を上手く使い分けていた。






『…98、99、100！』
『A様、お疲れさまです！』

「あ…ありがと、！」






ヘロヘロになりながらも、Aはおばあさまのいるであろう台所へ向かう。

おばあさまの姿を見つけると、ちょうど湯呑や急須をお盆に載せている所だった。






「おばあさま、お手伝いします！」

「Aは疲れているだろう、家事は私がする」

「でも！」

「身体を休められるときはちゃんと休めなさい」





…本当に飴と鞭の使い分けが上手いや。

Aはすり足で縁側まで歩くおばあさまの後ろを、これまたすり足で付いて行った。

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