鬼退治には黍団子が必須です。[鬼滅の刃]

第四章　 ページ30

煉獄さんとの合同任務へ向けて。
柱の方々と沢山訓練を積んできた。

最悪の場合のことも想定して。



天元さんとは基礎体力を(天元さんと呼べと言われた)
無一郎くんとは瞬発力を
蜜璃さんとは柔軟性を(蜜璃さんも然り)
伊黒さんとは回避率向上特訓を
不死川さんとは打ち込みを
悲鳴嶼さんとは精神力を

しのぶさんとは急患の応急手当を(しのぶさんも然り)
冨岡さんとは意思疎通の訓練を(え)


そして、
杏寿郎さんとは本番を想定した訓練を。




猿が拾ってきた無限列車運行再開へ、と書かれた新聞を横目に明日の無事を祈る。





「無限列車の偵察に行ってくる！」と杏寿郎さんが蝶屋敷に一声かけてくださったのが数刻前。

切り裂き魔と呼ばれる鬼の頸を斬ったとしのぶさんの鎹鴉が言っていた。


そして、累の言っていた通り。
無限列車には微かに鬼の匂いが残っていたそうだ。

それも、それなりの強さを持った鬼の。





十二鬼月と対峙するのは累以来で。

下弦の伍よりも勿論下弦の壱の方が強い。


そんな鬼を相手に私は……。


最悪、上弦の参とも対峙することになる。

正直なところ、怖い。怖い以外の言葉なんて見つからない。





それでも。

私は私の責務を全うする。

私がすべきは、それだけだ。

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