第９話 聞き上手 ページ11
貴「みんなの痛みも、苦しみも…そして勝利の喜びも、負けた悔しさも…全部近くじゃないと一緒に感じられないでしょ？」
ミストレ「………」
貴「私は試合に出られないから、その分みんなの気持ちを同じように理解して、そこから何かできないかって考えるの。……みんなの負を一緒に背負うのも、マネージャーの仕事でしょ？」
ミストレ「負を背負う…？そんなのしなくていいと思うけど」
貴「ううん、解決にはならないかもしれないけど、人に悩みを打ち明けるのとそうでないのとは全然ちがうんだから！」
ズイッとミストレに顔を近づけるAに、思わず驚く
貴「とにかく私は、マネージャーをやめたりしないよ。もちろん他の誰かをやめさせるわけでもない。４人で、みんなを支えたい。そして私は、私にしかできない事をしていきたい」
揺るがない真っ直ぐな目でミストレを見つめていると、ミストレはAの肩をグッと後ろに押す
貴「あ、そうだ。あなたも悩みがあるなら聞くよ？これでも聞き上手って言われてるし！」
ミストレ「はぁ？なんで俺まで……きみらの仲間じゃあるまいし」
貴「だってもう友達みたいなものだし、むしろあまり親しくない人にしか言えないような相談もあるでしょ？」
ミストレ「俺にはない」
貴「そうなの？」
ミストレ「そう」
そっか！なら良いんだけどね
と笑みを向けるAに、ミストレはまた眉を寄せる
ミストレ「……変な女」
貴「へ？」
ミストレ「きみの探してるマネージャー、向こうにいるから」
貴「そうなの？ありがとう！あ、そういえば名前……」
ミストレの指さした通路の方に顔を向け、名前を尋ねようとミストレのいた場所を見るが
またもや姿はなかった
貴「しゅ、瞬間移動……？」
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鈴松信@違反報告する時は声かけてね(´；ω；｀)(プロフ) - うわぁぁぁぁ、これは…なんとも切ないぃぃぃ…めちゃ感動しました！(´；ω；｀) (2018年12月9日 12時) (
レス) id: e085487720 (このIDを非表示/違反報告)
raku(プロフ) - めちゃくちゃ好きです...！ありがとうございました！！ (2018年7月26日 14時) (レス) id: 77cb868258 (このIDを非表示/違反報告)
KANA(プロフ) - ミストレの小説もっと作ってほしいです！ (2018年6月9日 0時) (レス) id: 7cbd7746b4 (このIDを非表示/違反報告)
KANA(プロフ) - めっちゃ面白いです！ (2018年6月8日 0時) (レス) id: 7cbd7746b4 (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin - とても最高な小説でした｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡また、こういう小説を書いて欲しい(´･ω･`) (2018年5月15日 18時) (レス) id: b430bf22da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシマロ王子♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2018年4月29日 19時
