◎ 東雲係 ページ12
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東雲Aは寝ない。
もちろん全く寝ないわけではないけど、寝付きが悪い割に寝てもすぐ目が覚めてしまうから睡眠時間が短い。
かといってショートスリーパーのように短い睡眠時間でも大丈夫な訳ではなく、Aの場合は普通に体調に支障が出るので俺としてはもっと寝て欲しいと思っている。
……こんなことばっかり考えてるから東雲係って言われるんだろうな。
「おはよう、まだ北斗だけ？」
「おはよ、皆が乗ってる移動車 渋滞に巻き込まれたから遅れるって」
「へえ…」
ほら、今も眠そうな顔を必死に隠してるけど正直バレバレ。
どうせまたろくに寝れてないんだろう。俺の隣に座ったAの目の下には2匹のクマが堂々と居座っている。
「寝てないの？」
「寝ようとはしてるんだけど…」
「また体調崩すよ、ちょっと寝たら？」
「んーん、どうせ寝れないから」
そう言って立ち上がったAの身体が、ふらっと傾く。
「っうお、危ねぇ」
「わ、ごめん、ありがと」
「いや、いいけど…大丈夫？」
「ん、ちょっと今視界歪んだ」
しばらく目を瞑ったり開いたりして、もう一度立ち上がったAは少し離れた所にある机に水を取りに行った。
一方俺は次またふらついたら支えられないかもしれないぞ、とAの一挙一動に注目してしまう。
すると俺の視線に気付いたAがこっちをみてふっと笑った。
「そんな見てなくても大丈夫だよ」
「怖いからこっち来てて」
「……北斗は心配性だねぇ」
「心配性でもなんでもいいから、こっち」
「はいはい」
と、最初は余裕ぶって強がっていたAも、時間が経つとやっぱり不調が目立ってくる。
「あーー地球まわってる……」
「本気で大丈夫？ほら、横になって」
「うー、北斗やばい…」
「もうほんとにバカ」
さすがに横になったAの目元を覆って光の刺激をできるだけ少なくしてあげる。
うーうー言ってるAを見ながら、どうしたら此奴は満足のいく睡眠が取れるのだろうかと考えていると、当の本人はいつの間にか眠っていた。
こっちはお前のことで色々考えてるっていうのに。
本人の呑気な寝顔を見ていたら自然と顔が綻んでしまう。
きっとAは慎太郎達が到着したら何事も無かったかのようにさっと起き上がっていつも通り仕事をこなすんだろう。
それまでの時間、しっかり休めるように…なんて考えている俺は大概Aに甘いのかもしれない。
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ルカ - 10の秘密の話を書いてほしいです!設定は、「翼くんの妹だけども、兄妹恋愛してる、翼が何処に行くにもいつも着いていく妹」みたいな感じて書けますかね、 (2020年6月23日 23時) (
レス) id: a2550e836a (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - ちーさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきますね^_^ (2020年6月22日 18時) (レス) id: 4f2a830e6d (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おしゃれイズムで書いてほしいです (2020年6月7日 23時) (レス) id: ef1b84f95d (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - イカさん» リクエストありがとうございます＾＾書かせて頂きますね！ (2020年5月21日 2時) (レス) id: 4f2a830e6d (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - コメント失礼いたします！きょもしんとの取り合いと、他共演者にやきもちを妬くきょもをリクエストでお願いしたいです(*^▽^*)更新頑張ってください♪ (2020年5月20日 8時) (レス) id: 4743a59dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作成日時：2020年2月15日 0時
