I love it!?〜幼馴染６人男と転校生〜

にかわた登場っ！！ ページ3

･

クラスが違うガヤと別れて、教室へと入った。


あ「おはよー」

渉「おはよ。今日は太輔と来たの？」


最初に喋りかけて来たのは、一番頼りになる、わったー。


あ「そうだよ。一緒に行こ、行こ、うるさいからさぁ…」

渉「まぁ、まぁ、太輔はAが好きなんだから」

あ「そう言われてもぉ…」

高「おっはよーっ！！」


大声をあげて、教室に入って来た、ニカ。

朝から元気だね…。


渉「ニカ、朝からうるさいっ」

高「朝は元気じゃなきゃね。A、おはよ」

あ「おはよ」

高「そういえば、メロンパン買えた？」

あ「買えてないよぉ…。ガヤがいてそれどころじゃなかった…」

高「あぁ、そっか。もうちょっとでたまりそう？シール」

渉「シール？」

あ「うん。パンにシールついてるでしょ？そのシール集めてるんだっ」

渉「集めたら、なんか貰えんの？」

高「貰えるよ？ちょっと、待って」


ニカが自分の席に戻って、何やらカバンをごそごそ。

え？

ま、まさかっ…。


高「じゃーんっ！！」

あ「ゲットしたのっ！？お皿っ！！」

高「オゥ。昨日で全部。良いだろっ」

あ「良いなぁ〜…」

渉「皿ぐらい自分で買いに行けば良いのに」

あ「駄目なのっ！！このお皿限定なんだよっ？」

渉「ふぅーん。でも、そんな事よりさ」


いきなり声のトーンが下がった、わったー。

それに気付かなかった私は、そのまま返事をする。


あ「んー？」

渉「テスト近い事分かってる？」

あ「げっ…」


わ、忘れてた…。


渉「シールばっかり集めて、勉強してんの？」


わったーはさらに私を追い詰める。

ニカはもう既に逃げ終わってるし…。

なんで、私だけーっ…。


渉「A？聞いてんの？」

あ「はぃ…」


早く、本鈴鳴って下さいっ！！


渉「もう、Aはいっつもそう。

　 これだから、Aは《《キーンコーンカーンコーン

渉「あ、本鈴」

あ「じゃあ、わったー。席戻るね」

渉「しょうがねぇなぁ…」

あ「ふふっ」


ガラガラッ


先生「おーい。席座れー」


この時は、気付いてなかったんだ。

こんなにいつも通りな日だったのに、

貴方が来た事によって、180度変わるなんて。



･


･

転校生が来た。→←いつもの朝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す